アメリカビザが切れたらどうなる？

アメリカビザの有効期限切れ後の状況

アメリカビザの有効期限が切れても、すでに合法的にアメリカに入国している場合は、直接不法滞在にはなりません。ただし、アメリカを出国し再入国する際には、以下の点が重要です。

I-94記録の確認

ビザとは別に、アメリカ入国時にはI-94到着・出国記録が発行されます。I-94には、合法滞在を許可された期間が記載されています。ビザの有効期限に関係なく、I-94の有効期限が切れると、アメリカを出国する必要があります。

状況に応じた対応

I-94の有効期限が切れた後にアメリカ国内に滞在する場合の対応は、状況によって異なります。

• I-94の有効期限を延長する: 一部のビザでは、有効期限を延長する申請が可能です。ただし、この延長はI-94の有効期限が切れる前に申請する必要があります。
• ビザの変更: 新しいビザに申請することで、アメリカ滞在を延長できます。ただし、申請が承認されるまでアメリカを出国する必要があります。
• 国外退去: I-94の有効期限が切れた後もアメリカに滞在し続けると、国外退去につながる可能性があります。

再入国時の影響

アメリカを出国し、I-94の有効期限が切れた後に再入国すると、いくつかの影響があります。

• 再入国拒否: I-94の期限切れを理由に再入国を拒否される場合があります。
• 罰金または刑罰: I-94の有効期限が切れた後に一定期間アメリカに滞在すると、罰金または刑罰を科される場合があります。
• 将来的にビザを取得するのが困難になる: I-94の期限切れを理由に過去に国外退去を命じられた場合、将来的にビザを取得するのが困難になる場合があります。

結論

アメリカビザが切れても、一度入国済みであればすぐに不法滞在にはなりません。ただし、I-94の有効期限が切れた時点からアメリカを出国する必要があります。有効期限の延長やビザの変更を申請することで滞在を延長できますが、いずれもI-94の有効期限が切れる前に申請する必要があります。I-94の有効期限を過ぎてアメリカに滞在すると、再入国に問題が発生したり、さらなる罰則を受ける可能性があります。