グラブは日本で使えるの？

グラブは日本で使えるの？ 残念、まだ使えません！

東南アジア旅行の強い味方、配車アプリのGrab。手軽にタクシーやバイクタクシーを呼べて、料金も明瞭、キャッシュレス決済もできて便利ですよね。日本でも使えたらいいのに…と期待している方も多いのではないでしょうか。

残念ながら、2024年6月現在、Grabは日本国内では利用できません。シンガポール、マレーシア、インドネシア、タイ、ベトナム、フィリピン、カンボジア、ミャンマーの東南アジア8カ国でサービスを展開していますが、日本への進出はまだ実現していません。

なぜGrabは日本でサービスを提供していないのでしょうか？ いくつかの要因が考えられます。

1. 厳しい競争環境:

日本には既にタクシー業界が確立されており、多くのタクシー会社がしのぎを削っています。さらに、JapanTaxi（現S.RIDE）のような国産の配車アプリも普及しており、Grabが参入するには高いハードルがあります。価格競争に巻き込まれる可能性もあり、収益性を確保するのが難しいと判断しているのかもしれません。

2. 法規制の違い:

国によってタクシーや配車サービスに関する法律や規制は異なります。Grabが日本でサービスを提供するには、日本の法律に準拠したシステムを構築し、必要な許可を取得する必要があります。これは時間とコストがかかる作業であり、参入の障壁となっています。

3. 決済システムの差異:

東南アジアではキャッシュレス決済が急速に普及していますが、日本では依然として現金決済が根強く残っています。Grabはキャッシュレス決済を前提としたシステムを構築しているため、日本の決済事情に合わせた対応が必要となります。

4. 多言語対応の必要性:

訪日外国人の増加に伴い、多言語対応のニーズが高まっています。Grabが日本でサービスを提供するには、日本語だけでなく英語や中国語など、多言語に対応したアプリを開発する必要があります。

では、日本での移動はどうすればいいの？

Grabは使えませんが、日本には様々な交通手段があります。

• タクシー: 街中で流しのタクシーを拾うことができます。配車アプリを利用すれば、事前に料金が分かり、スムーズにタクシーを呼ぶことができます。
• 電車: 日本全国に張り巡らされた鉄道網は非常に便利で、主要都市間を効率的に移動できます。SuicaやPASMOなどのICカードを使えば、スムーズに乗り降りできます。
• バス: 都市内や都市間を結ぶバス路線も充実しています。高速バスを利用すれば、長距離移動も比較的安価にできます。
• レンタカー: 日本で運転するには国際免許証が必要です。レンタカーがあれば、自分のペースで自由に観光できます。
• 自転車シェアリング: 一部の都市では、自転車シェアリングサービスが利用できます。手軽に自転車を借りて、街中を散策できます。

Grabが日本に上陸すれば、旅行者にとってより便利になることは間違いありません。しかし、現状では上記の交通手段をうまく活用して、日本での移動を楽しんでください。今後のGrabの動向に注目しつつ、日本での快適な旅をお過ごしください。