チャイナエアラインはJALのマイルに関係ありますか?

11 ビュー
チャイナエアラインはJALが加盟するワンワールドに加盟していますが、JAL便名で運航されていない限り、JALマイルは貯まりません。日本と台湾を結ぶコードシェア便など、「JL」便名の場合はマイル積算対象となります。
コメント 0 好き

チャイナエアラインとJALのマイルの関係性:複雑な提携の真実

チャイナエアラインと日本航空(JAL)は、一見すると密接な関係にあるように見えます。どちらもワンワールドアライアンスに加盟しており、台北と東京、大阪といった主要都市間を頻繁に運航しています。しかし、JALマイレージバンク(JMB)へのマイル積算に関して言えば、その関係は単純ではありません。多くの旅行者が誤解しているポイントでもあります。 結論から言えば、チャイナエアラインの全てのフライトでJALマイルが貯まるわけではありません。

チャイナエアラインがワンワールドに加盟しているという事実は、JALマイルの積算に直接繋がるわけではありません。ワンワールドは、加盟航空会社間のコードシェア便や相互特典を提供する枠組みですが、マイル積算は各航空会社が個別に設定するポリシーに依存します。つまり、ワンワールド加盟という事実だけで、全てのフライトでJALマイルが貯まるわけではないのです。

では、具体的にどのような条件下でチャイナエアラインのフライトでJALマイルが貯まるのでしょうか? それは、チャイナエアラインがJALの便名(JL便名)で運航するフライトの場合です。 これは、コードシェア便と呼ばれるもので、例えば、チャイナエアラインの機材を使用してJALが運航する便(JL便名)であれば、JMB会員はフライトマイルを積算できます。この場合、航空券はチャイナエアラインから購入しても、JAL便名であればJMBにマイルが加算されます。 予約段階で、便名が「JL」で始まることを確認することが重要です。

一方、チャイナエアライン便名(CI便名)で運航されるフライトでは、たとえワンワールド加盟航空会社同士のフライトであっても、通常はJALマイルは積算されません。 これは、各航空会社が独自のマイレージプログラムを運営しており、自社の便名で運航されるフライトに対してのみ、自社のマイル積算ルールを適用するためです。 チャイナエアライン便名で運航されるフライトでJALマイルを貯めたい場合は、チャイナエアライン独自のマイレージプログラムであるDynasty Flyerに加入し、そこで貯めたマイルを、提携プログラムを通してJMBマイルに交換する方法を検討する必要があります。ただし、この交換には条件や手数料が適用される可能性があります。

さらに、特典航空券の利用においても、注意が必要です。チャイナエアライン便名で運航されるフライトは、JALマイレージバンクの特典航空券で予約できない場合がほとんどです。 JALの特典航空券を使用するには、JAL便名、またはJALとコードシェア契約を結んでいる他のワンワールド加盟航空会社の便名で運航されるフライトを選択する必要があります。

このように、チャイナエアラインとJALマイルの関係性は、単純な「ワンワールド加盟=JALマイル積算」という図式では説明できません。 便名、予約方法、そしてマイル積算ルールといった複数の要素が複雑に絡み合っています。 旅行を計画する際は、JALマイレージバンクのウェブサイトで、具体的なフライト番号と航空会社を確認し、マイル積算の対象となるか否かを確認することが不可欠です。 航空券予約前に確認することで、思わぬマイル獲得のチャンスを逃したり、誤った期待を抱いたりすることを防ぎ、スムーズな旅を実現できるでしょう。