ディズニーのファストパスはまだありますか？

ディズニーのファストパスはもうない！進化した待ち時間短縮システム、Genie+とLightning Laneを徹底解説

かつてディズニーパークの待ち時間対策の代名詞だった「ファストパス」。無料で利用でき、指定の時間に戻れば優先的にアトラクションに乗れる夢のようなシステムは、2023年6月にその幕を閉じました。多くのゲストに惜しまれつつ姿を消したファストパスの代わりに、現在導入されているのが「Genie+」と「Lightning Lane」です。本記事では、これらの新しいシステムについて詳しく解説し、ファストパスとの違いや利用方法、メリット・デメリットなどを徹底的に分析します。

まず、「Genie+」は、アプリ上で様々なサービスを提供する「Disney Genie」の一部として機能する有料サービスです。ファストパスのように、アトラクションの利用時間を予約することができます。しかし、ファストパスとは異なり、無料ではなく1日あたり2,000円〜2,500円（変動あり）の料金がかかります。Genie+を利用することで、多くのアトラクションの待ち時間を短縮できますが、予約できるのは一度に一つだけです。次のアトラクションの予約は、前のアトラクションを利用した後、もしくは予約時間から2時間経過した後に行うことができます。

一方、「Lightning Lane」は、人気アトラクションの優先入場レーンを利用できる個別課金型のサービスです。こちらも有料で、アトラクションごとに価格が設定されており、700円〜2,000円（変動あり）で利用できます。Lightning LaneはGenie+とは異なり、個別に購入するため、Genie+を購入していなくても利用可能です。また、同じアトラクションを複数回利用したい場合にも、Lightning Laneを複数回購入することで対応できます。

では、Genie+とLightning Lane、どちらを利用するのが良いのでしょうか？これは、パークでの過ごし方や予算によって異なります。多くのアトラクションを効率的に回りたい場合は、Genie+がおすすめです。一方、特定の人気アトラクションに確実に乗りたい場合は、Lightning Laneを検討しましょう。例えば、「美女と野獣“魔法のものがたり”」や「ベイマックスのハッピーライド」など、常に長い待ち時間が発生するアトラクションは、Lightning Laneを利用することで大幅に時間を節約できます。

Genie+とLightning Laneは、ファストパスに比べて柔軟性が高い反面、有料である点が大きな違いです。無料で利用できたファストパスに慣れているゲストにとっては、新たな出費となるため、導入当初は戸惑いの声も上がりました。しかし、パークの混雑状況によっては、これらのサービスを利用することで、貴重な時間を有効活用できるメリットは大きいです。特に、限られた時間の中で効率的にパークを楽しみたい方や、小さなお子様連れで長時間並ぶのが難しい方には、大きな助けとなるでしょう。

また、これらのサービスはアプリ上で操作するため、スマートフォンの活用が必須となります。パークを訪れる前に、Disney Genieアプリをダウンロードし、アカウント登録やパークチケットの連携を済ませておくことをおすすめします。アプリの操作に慣れていない方は、事前に使い方を確認しておくことで、当日スムーズに利用できます。

Genie+とLightning Laneは、常に進化を続けるディズニーパークの新たな試みです。これらのサービスを賢く利用することで、より快適で充実したパーク体験を実現できるでしょう。事前にしっかりと情報収集を行い、自分に合ったプランを立てて、夢と魔法の王国を満喫してください。