パスポート以外の身分証明書は？

パスポート以外で身分を証明！意外と知らない便利な身分証明書たち

パスポートは海外旅行には必須ですが、日常生活で常に持ち歩くには少し抵抗がありますよね。でも、身分証明書が必要な場面は意外と多いもの。例えば、銀行での手続き、クレジットカード作成、携帯電話の契約、さらには成人年齢確認など、様々な場面で提示を求められます。

そこで今回は、パスポート以外に使える、意外と知らない身分証明書について掘り下げてご紹介します。

公的な身分証明書：信頼度抜群の安心感

まず、最も信頼性が高いのは、国や地方公共団体が発行する公的な身分証明書です。

• 運転免許証: 言わずと知れた、日本で最もポピュラーな身分証明書。写真付きで住所も記載されているため、信頼度は抜群です。運転する予定がなくても、身分証明書として取得しておく価値はあります。

• 運転経歴証明書（平成24年4月1日以降交付分）: 運転免許を返納した方が申請できる証明書。運転免許証と同様に、写真付きで住所も記載されているため、身分証明書として利用できます。高齢者の方で運転を卒業された方におすすめです。

• 個人番号カード（マイナンバーカード）： プラスチック製のICカードで、顔写真付き。行政手続きのオンライン化にも利用できる、便利なカードです。ただし、個人情報保護の観点から、提示する際には裏面のマイナンバーが見えないように注意が必要です。

• 在留カード・特別永住者証明書： 日本に在留する外国人の方が所持する身分証明書。顔写真付きで、在留資格や在留期間などが記載されています。

• 写真付き住民基本台帳カード（住基カード）： 現在は新規発行されていませんが、有効期限内であれば身分証明書として利用できます。顔写真付きで、住所も記載されています。

その他の身分証明書：意外なものが使える場合も

公的な身分証明書以外にも、特定の条件を満たせば身分証明書として利用できるものがあります。

• 写真付き各種福祉手帳： 身体障害者手帳、療育手帳など、写真付きの福祉手帳は、身分証明書として利用できる場合があります。

• 各種資格証明書: 宅地建物取引士証、医師免許証など、国家資格や公的な資格を証明する書類も、顔写真付きであれば身分証明書として認められることがあります。

• 社員証・学生証： 顔写真付きであれば、勤め先や学校によっては身分証明書として認められる場合があります。

身分証明書を選ぶ際の注意点

身分証明書を選ぶ際には、以下の点に注意しましょう。

• 有効期限: 有効期限が切れていないか確認しましょう。
• 写真の有無: 顔写真がない身分証明書は、補助書類が必要となる場合があります。
• 住所の記載: 住所が記載されている身分証明書は、現住所と一致しているか確認しましょう。

大切なのは「何に使うか」

身分証明書は、提示を求められる機関や目的によって、有効なものが異なります。例えば、銀行で口座開設をする場合は、顔写真付きの身分証明書と、現住所を確認できる書類（公共料金の領収書など）が必要になる場合があります。

身分証明書が必要な際には、事前にどのような種類の証明書が有効かを確認しておくと、スムーズに手続きを進めることができます。

この情報が、あなたの身分証明書選びの一助となれば幸いです。