上海にビザなしで144時間滞在できますか？

上海でビザなし144時間滞在は可能？ 詳しく解説！

上海でトランジットビザを利用してビザなしで滞在できる時間は、72時間もしくは144時間です。残念ながら、144時間滞在できる都市に上海は含まれていません。この記事では、上海での72時間トランジットビザの利用条件、144時間滞在可能な都市、そしてよくある誤解を解消しつつ、スムーズな上海旅行のための情報を提供します。

上海での72時間トランジットビザ：条件と注意点

上海で72時間のビザなし滞在を利用するには、いくつかの条件を満たす必要があります。

• 対象国籍: 日本を含む53の国と地域の国民が対象です。
• 第三国への出国: 中国を経由して第三国（日本以外）へ出国する航空券を所持している必要があります。例えば、日本→上海→アメリカ、といった旅程です。上海が最終目的地では利用できません。
• 有効なパスポート: パスポートの残存有効期間が6ヶ月以上あることが必要です。
• 入国審査での手続き: 入国審査官に72時間トランジットビザを利用することを伝え、必要な書類（航空券など）を提示します。審査官の判断によっては、滞在が許可されない場合もあります。
• 滞在エリアの制限: 上海市内の指定区域内での滞在に限られます。区域外への移動はできませんので、旅行計画を立てる際には注意が必要です。
• 144時間との違い: 上海では144時間トランジットビザは利用できません。

144時間滞在可能な都市はどこ？

144時間滞在可能な都市は、以下の通りです。（2023年10月時点の情報）

• 江蘇省：南京禄口国際空港、蘇州、無錫
• 浙江省：杭州蕭山国際空港、寧波栎社国際空港
• 上海浦東国際空港、上海虹橋国際空港（注意：上海は72時間のみ）
• 広東省：広州白雲国際空港、深圳宝安国際空港
• 成都市双流国際空港
• 瀋陽桃仙国際空港
• 大連周水子国際空港
• 西安咸陽国際空港
• 桂林両江国際空港
• ハルビン太平国際空港
• 昆明長水国際空港

上記リストからわかるように、上海は72時間のみの対応となっています。144時間滞在を希望する場合は、他の都市を経由地として選択する必要があります。

よくある誤解：ダブルトランジットは可能？

例えば、日本→上海（72時間）→北京（72時間）→アメリカ、といった旅程で、中国国内で2回トランジットビザを利用することはできません。それぞれの都市で別々にビザを取得する必要があります。

スムーズな上海旅行のために

• 最新情報の確認: ビザに関する情報は変更される可能性があります。旅行前に必ず中国大使館のウェブサイトなどで最新情報を確認しましょう。
• 必要書類の準備: 航空券、ホテルの予約確認書など、必要な書類を事前に準備しておきましょう。
• 入国審査への備え: 入国審査官に質問された場合に備えて、旅行の目的や旅程を明確に説明できるようにしておきましょう。
• 余裕を持った計画: 予期せぬ事態に備えて、時間に余裕を持った旅行計画を立てましょう。

上海での72時間トランジットビザを有効活用し、充実した旅行をお楽しみください。ただし、144時間滞在は上海では不可能であることをしっかりと理解しておきましょう。 最新の情報は常に公式の情報源で確認することをお勧めします。