上野動物園のフォッサは現在どうなっていますか?

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上野動物園で飼育されていたフォッサのオス「ベザ」が、2024年3月24日に18歳で亡くなりました。飼育員が午後4時30分頃にベザの異変に気づき、獣医による治療が行われましたが、残念ながら力尽きてしまいました。

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上野動物園でフォッサの「ベザ」が永眠

上野動物園で飼育されていたオスのフォッサ「ベザ」が、2024年3月24日に18歳で亡くなりました。

訃報

飼育員がこの日午後4時30分頃、ベザの異変に気づきました。獣医が緊急処置を施しましたが、力及ばず午後5時10分に永眠しました。

ベザについて

ベザは2006年3月28日に生まれたオスのフォッサです。2010年4月に上野動物園に来園し、以来13年にわたって飼育されていました。フォッサはマダガスカルに生息する希少動物で、上野動物園ではベザが唯一の飼育個体でした。

ベザは、真っ黒な毛並みと大きな瞳が特徴でした。好奇心旺盛で遊び好きな性格で、来園者からの人気を集めていました。

フォッサの保全

フォッサはマダガスカルの固有種で、国際自然保護連合(IUCN)のレッドリストでは「絶滅危惧種」に指定されています。森林伐採や密猟などにより、その個体数は減少しています。

上野動物園では、ベザの飼育を通じてフォッサの生態や保全の重要性について来園者に啓発活動を行ってきました。

ベザの功績

ベザは上野動物園で唯一のフォッサとして、その希少性と愛くるしさで来園者にフォッサの魅力を伝え、保全への理解を促してきました。

また、ベザの飼育を通じて、フォッサに関する貴重な知見が得られ、その保全活動に貢献しました。

哀悼の意

上野動物園は、ベザの突然の訃報に深い悲しみを表明しています。飼育員や来園者は、ベザの愛らしい姿と人懐っこい性格を偲び、その早すぎる死に哀悼の意を表しています。

ベザの永眠は、フォッサの保全の重要性を改めて認識させる機会となりました。上野動物園は今後も、フォッサの保全活動に努め、ベザの遺志を引き継いでいきます。