中国元 いくら持っていく?

2 ビュー

中国へ現金を持ち込む場合、2万元以下の中国元であれば申告は不要です。外貨の場合は、5,000米ドル相当額未満であれば申告なしで持ち込めます。ただし、それ以上の金額を持ち込む場合は税関への申告が必要です。入国時に外貨を申告していれば、出国時にその範囲内で持ち出すことが可能です。

コメント 0 好き

中国旅行、元はいくら持っていく? 現金vsキャッシュレス事情を徹底解説

中国旅行を計画中の方にとって、気になるのが現地通貨の中国元をいくら持っていくべきか、という点でしょう。かつては現金が主流でしたが、近年はキャッシュレス決済が急速に普及し、旅行のスタイルも大きく変化しています。この記事では、2023年現在の状況を踏まえ、中国元現金の必要性、適切な金額、そしてキャッシュレス決済の活用方法について詳しく解説します。

まず、中国税関の規定を確認しておきましょう。中国へ持ち込める中国元現金は2万元(約40万円)までで、これを超える場合は申告が必要です。外貨の場合は5,000米ドル相当額までが申告不要です。これらの金額を超える場合は、必ず税関で申告手続きを行いましょう。

では、実際に旅行に持っていく中国元の現金はいくらぐらいが適切でしょうか? 結論から言うと、少額で十分です。1週間程度の旅行であれば、1,000元(約2万円)もあれば事足りるでしょう。

中国では、Alipay(支付宝)やWeChat Pay(微信支付)といったモバイル決済が圧倒的に普及しています。屋台や小さな商店でさえも、これらのキャッシュレス決済に対応しているのが現状です。現金を使う機会は、本当に限られています。例えば、地方の小さな商店や市場、公共交通機関の一部などです。都市部では、ほとんどの場所でキャッシュレス決済が可能です。

具体的に、キャッシュレス決済でカバーできる範囲を考えてみましょう。

  • 飲食店: 高級レストランから屋台まで、ほぼ全ての飲食店でキャッシュレス決済が利用できます。
  • ショッピング: デパート、スーパーマーケット、コンビニエンスストア、さらには路面店でもキャッシュレスが主流です。
  • 交通: 地下鉄やバスも、AlipayやWeChat Payで乗車できます。一部の地方路線では現金が必要な場合もありますが、都市部では問題ありません。
  • 観光地: 入場料の支払いも、多くの観光地でキャッシュレス決済に対応しています。

このように、キャッシュレス決済の利便性は非常に高く、現金を持ち歩く必要性は年々減少しています。むしろ、多額の現金を持ち歩くことは、盗難のリスクを高める可能性もあるため、おすすめできません。

では、どのようにキャッシュレス決済を利用すれば良いでしょうか? 旅行前にAlipayまたはWeChat Payのアカウントを作成し、中国の銀行口座と連携させるか、TourPassのようなプリペイドカードを利用する方法があります。これらの準備をしておけば、中国到着後すぐにキャッシュレス決済を利用できます。

それでも、念のため少額の現金は持っておくと安心です。予期せぬトラブルや、キャッシュレス決済が利用できない状況に備えて、1,000元程度の現金を持参することをおすすめします。

最後に、両替について触れておきます。日本国内で両替するよりも、中国到着後に両替する方がレートが良い場合が多いです。空港や銀行で両替できますが、AlipayやWeChat Payにチャージする方がさらに手軽で、レートも良い傾向があります。

中国旅行を楽しむためには、キャッシュレス決済の活用が不可欠です。事前に準備を整え、スマートな旅行を満喫しましょう。