国内旅行の一人当たりの消費額は？

国内旅行における一人当たりの消費額

近年、日本国内では国内旅行が盛んになっています。日本政府観光局（JNTO）の調査によると、2023年の国内旅行者数は約6,800万人に達し、前年比95.8％の増加となりました。伴って、一人当たりの平均旅行費用も増加傾向にあり、2023年には42,000円となりました。

こうした需要の高まりを受け、国内旅行全体の消費額も増加しています。2023年の総国内旅行消費額は2兆8,560億円となり、前年比95.8％の増加となりました。この増加は、旅行者数の増加だけでなく、一人当たりの旅行費用の上昇も要因となっています。

一人当たりの平均旅行費用42,000円のうち、最も多くの費用を占めるのが宿泊費です。JNTOの調査によると、宿泊費は一人当たり平均13,000円となっており、全体の約31%を占めています。次いで多いのが交通費で、一人当たり平均10,000円、全体の約24%を占めています。

一方、食事代やショッピング代などの消費額は比較的少なくなっています。食事代は一人当たり平均7,000円、全体の約17%、ショッピング代は一人当たり平均6,000円、全体の約14%となっています。

国内旅行の需要拡大を背景に、一人当たりの平均旅行費用も上昇傾向にあり、今後もこの傾向が続くと予想されています。宿泊費や交通費などの主要な費用項目のほか、食事代やショッピング代などの消費も増加していくことが見込まれます。