新幹線こだまはなぜ安いのですか？

新幹線こだまの低価格の理由

東海道・山陽新幹線の「こだま」は、他の新幹線と比べて低価格で利用できることで知られています。その理由は主に以下のような点にあります。

1. 停車駅の多さ

こだまは、のぞみやひかりよりも停車駅が多く、東京から大阪まで移動するのに約20分～30分長くかかります。停車駅が多い分、エネルギー消費量や運航コストが抑えられるため、運賃を安く設定することができます。

2. 運行本数の多さ

こだまは他の新幹線よりも運行本数が多く、1時間に4～6本程度運行されています。本数が多いことで車両の稼働率が高まり、コスト効率が向上します。

3. バリ得こだまの利用

バリ得こだまは、利用日の7日前までに予約し、乗車変更ができないなどの条件を満たせば、通常よりもさらに割引価格で購入できるお得なきっぷです。バリ得こだまは指定席のみの販売ですが、通常の指定席よりも約30～50%割引で利用できます。

4. 座席の配置

こだまの指定席は、のぞみやひかりよりも座席配置が少し広く、ゆったりと座ることができます。そのため、快適性を確保するために追加料金が必要なグランクラスやグリーン席が設定されておらず、運賃を低く抑えることができます。

5. 運行区間の短縮

こだまは、東京～新大阪間の全区間を運行する列車もありますが、短区間のみを運行する列車もあります。短区間を運行する列車の運賃は、全区間を運行する列車よりも安くなっています。

その他の補足

• こだまは、全席指定席のため、乗車には事前に指定席券を購入する必要があります。
• こだまは、のぞみ・ひかりに比べて停車駅が多い分所要時間が長いため、時間に余裕のある旅行や、沿線の観光を楽しむ際におすすめです。
• ただし、こだまは他の新幹線よりも運行速度が遅いため、急いでいる場合はのぞみやひかりを利用した方が早く目的地に到着できます。