日本一しょぼい駅はどこですか？

日本一過疎な秘境駅

旅情を誘う鉄道の世界にも、賑わいとは無縁の過疎駅が存在します。その中でも、特にひっそりとした駅として知られるのが、北海道の糠南駅です。

糠南駅とは

糠南駅は、北海道北部を縦断するJR宗谷本線沿いにあります。稚内駅の手前、稚内からの距離は約10キロメートルです。駅の周辺は広大な田園地帯が広がり、緑豊かな自然がのどかな雰囲気を醸し出しています。

1日3往復だけという驚異のダイヤ

糠南駅を特徴づける最大の特徴は、その利用客の少なさです。なんと1日わずか3往復の列車しか停車しないのです。このダイヤは、日本全国の駅の中でも最少クラスと言われています。

この極端な過疎ぶりは、周辺に人家がほとんどなく、利用する人がいないためです。列車に乗降する人は、主に近隣の農家の方や、駅の周辺にアウトドア目的で訪れた観光客など限られた人々です。

ひっそりとした駅舎

糠南駅の駅舎は、ひっそりとした木造平屋建てです。待合室には長椅子が数脚あるのみで、自動券売機や売店などの設備はありません。無人駅のため、駅員の姿もありません。

駅舎には、時刻表と糠南駅についての簡単な案内板がある程度です。列車の時刻が近づくにつれて、数名の乗客が待合室に集まり、列車の発車を待ちます。

秘境駅の魅力

糠南駅のような秘境駅には、独自の静かな魅力があります。喧騒から離れたひっそりとした雰囲気の中で、列車の汽笛の音だけが響き渡ります。

駅周辺を散策すると、緑豊かな田園風景が広がり、自然の美しさを感じることができます。また、駅付近には糠南川という川が流れており、釣りやカヌーを楽しむ人で賑わうこともあります。

アクセス

糠南駅へのアクセスは、JR宗谷本線で稚内駅または名寄駅方面から向かうのが一般的です。駅周辺には駐車場がないため、自家用車でのアクセスはできません。また、駅周辺には飲食店や宿泊施設などもないため、訪問の際には十分な準備が必要です。

まとめ

糠南駅は、日本有数の過疎駅です。1日3往復しかない列車とひっそりとした駅舎が印象的な、秘境駅としての魅力を備えています。列車を待つ間、のどかな田園風景を眺めながら、喧騒から離れた静かな時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。