日本橋 電気街 なぜ?

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1950年の民間ラジオ放送開始とGHQの支援により、ラジオ生産が盛んになりました。ラジオ部品や工具を扱う店が日本橋に現れ、ラジオ部品の集積地として賑わい始めました。これが後の電気街の起源です。
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日本橋 電気街の歴史:ラジオの普及から電気の街へ

日本橋の電気街の歴史は、1950年の民間ラジオ放送開始にまで遡ります。この出来事をきっかけに、ラジオ生産が急増し、ラジオ部品や工具を扱う店が日本橋に続々とオープンしました。

当時のGHQ(連合国軍総司令部)もラジオ普及に協力しており、部品や技術の供給を支援しました。その結果、日本橋はラジオ部品の集積地として賑わい始め、これが後の電気街の起源となりました。

その後、トランジスタラジオや電子機器の普及とともに、日本橋には電気製品を扱う店が増加。テレビ、オーディオ機器、パソコンなど、幅広い電子機器が販売され、日本橋は「電気街」として全国的に有名になりました。

1970年代には、秋葉原に家電量販店が続々と進出しましたが、日本橋電気街は専門的な電子部品や技術者向けのツールを扱う店が中心となり、独自の地位を確立しました。

現在、日本橋電気街には約150軒の店舗があり、電子部品、工具、ロボットキット、ガジェットなど、さまざまな電子機器を販売しています。また、電子工作やプログラミングに関するワークショップやイベントも開催されており、技術に興味のある人々のための集いの場となっています。

このように、日本橋電気街はラジオの普及に端を発して発展してきた電化製品の街であり、現在では電子機器の愛好家や技術者にとって欠かせない存在となっています。