登録していないVisit Japanはどうすればいいですか？

登録なしでスムーズな日本入国：Visit Japan Webを使わない選択肢

近年のデジタル化の流れを受け、日本の入国手続きも簡素化が進んでいます。中でも「Visit Japan Web」は、事前に検疫手続き、入国審査、税関申告を済ませることができる便利なサービスとして注目されています。しかし、利用はあくまで任意。スマートフォンを持っていない、使い方が不安、あるいは単に従来の方法で入国したいという方もいるでしょう。この記事では、Visit Japan Webを利用せずに日本へ入国する方法を詳しく解説し、スムーズな旅行のスタートをサポートします。

Visit Japan Webは便利ですが、必須ではありません。登録せずに日本へ入国する場合、従来通りの紙の書類による手続きが必要です。具体的には、機内で配布される３つの書類、「検疫質問票」、「入国記録カード」、「税関申告書」に必要事項を記入し、それぞれの担当官に提出します。

1. 検疫質問票：

飛行機内で配布される質問票に、健康状態や渡航歴などについて正確に記入しましょう。質問の内容は、発熱の有無、感染症への罹患状況、過去14日間の滞在国などです。記入漏れや虚偽の申告は、入国を拒否される可能性もあるため、注意が必要です。到着後、検疫官にこの質問票を提出します。

2. 入国記録カード：

こちらも機内で配布されます。パスポート番号、氏名、生年月日、日本での滞在先、入国目的などを記入します。滞在先住所はホテル名だけでなく、番地まで正確に記入する必要があります。家族で旅行する場合は、代表者1人が家族全員分の情報をまとめて記入することも可能です。入国審査官にパスポートと一緒に入国記録カードを提出します。

3. 税関申告書：

免税範囲を超える物品を持ち込む場合、または持ち込みが禁止されている物品を所持している場合は、税関申告書に詳細を記入する必要があります。免税範囲は、一般的な旅行者が持ち込むであろう酒類、たばこ、香水などに定められています。これらの持ち込みがない場合でも、申告書の提出は必要です。税関検査官に申告書を提出します。

Visit Japan Webを利用しない場合、これらの書類への記入に時間がかかる場合があります。特に、長時間のフライトの後では疲労も蓄積しているため、機内で余裕を持って記入を始めることをおすすめします。ペンは機内に持ち込みが可能ですが、数に限りがある場合もありますので、自身でペンを用意しておくと安心です。

また、入国審査や税関検査の際に、係官から質問を受けることがあります。落ち着いて、正確に回答しましょう。日本語が理解できない場合は、英語で対応することも可能です。必要に応じて、通訳を依頼することもできます。

Visit Japan Webは確かに便利なツールですが、利用しない場合でも従来通りの手続きで問題なく入国できます。大切なのは、必要な書類に正確な情報を記入し、係官の指示に従うことです。事前の準備をしっかり行い、スムーズな入国で快適な日本旅行をスタートさせましょう。

さらに、スムーズな入国のために以下の点にも注意しておくと良いでしょう。

• パスポートの残存有効期限を確認する。
• 日本への入国にビザが必要かどうかを確認する。
• 必要な書類はまとめて保管し、すぐに取り出せるようにしておく。
• 現金の他に、クレジットカードやデビットカードも準備しておく。
• 日本の通貨（円）を事前に用意しておくと便利。
• 日本の文化やマナーを事前に調べておくと、より快適な旅行を楽しめる。

これらの点に注意し、Visit Japan Web を使わない場合でも安心して日本への入国手続きを進めてください。快適な旅の始まりをお祈りしています。