税関で20万円以上の買い物をしたらどうなるの？

税関で20万円以上の買い物をしたらどうなるか

海外旅行から帰国する際、税関で申告が必要な場合があります。特に20万円以上の買い物をした場合、課税対象となるため適切な手続きを行うことが重要です。

免税範囲の確認

まず、免税範囲を確認しましょう。日本への持ち込みが免税される金額は、個人旅行者で20万円です。この免税範囲は、土産品、衣類、電子機器など、あらゆる商品に適用されます。

課税の仕組み

20万円を超える部分には、以下の税率で課税されます。

• 関税：税関が定める特定の商品に対して課される税金です。
• 消費税：8%（軽減税率適用品は10%）

課税額は、超えた金額に対して税率を掛けた金額となります。例えば、25万円分の買い物をした場合は、20万円を超える5万円に対して税金が課されます。

申告方法

20万円以上の買い物をした場合は、税関で「赤い申告書（税関申告書）」を提出する必要があります。申告書には、購入金額や商品の内容などを記載します。

税関職員が申告内容を確認し、課税対象額を決定します。その後、課税額の支払いを行う必要があります。支払いは現金、クレジットカード、デビットカードで可能です。

免税範囲を超える一般的な商品

20万円の免税範囲を超えやすい一般的な商品には、以下のようなものがあります。

• 高級ブランド品
• 電子機器（ノートパソコン、スマートフォンなど）
• 宝石・貴金属
• 骨董品・芸術品

留意点

• 免税範囲には持ち帰ってきた商品の合計金額が含まれます。個人旅行者でも複数人で旅行した場合は、それぞれの免税範囲は20万円です。
• 申告漏れや虚偽の申告は罰金などの処分を受ける場合があります。
• 税関の審査を待つ時間を考慮して、帰国時には余裕を持って入国審査場に行きましょう。

20万円以上の買い物をした場合は、税関での申告手続きが適切に行われるよう、免税範囲の確認や課税対象の理解をしておきましょう。不明な点があれば、税関職員に遠慮なく質問しましょう。