税関を通らないものは何ですか?

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麻薬、覚せい剤、大麻など違法薬物全般、拳銃や銃弾といった武器類、爆発物や火薬、生物兵器関連物質、そして規制対象の医薬品(医療目的の輸入を除く)は、税関を通過できません。これらの品目の輸入は厳しく禁止されており、違反者は罰則の対象となります。 CBD製品も多くの場合、輸入が制限されています。

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税関で引っかかる!? あなたの荷物、本当に大丈夫? 知っておくべき注意点と意外な落とし穴

海外旅行や海外通販が当たり前になった現代。手軽に異文化に触れられるのは喜ばしいことですが、税関という関門を忘れてはいけません。冒頭で触れられているような違法なもの、危険なものはもちろんNGですが、実はそれ以外にも「うっかり」税関で引っかかってしまうものがたくさんあるんです。今回は、税関で問題になりやすいもの、そしてその背景にある理由について詳しく解説します。

「知らなかった!」で済まされない、食品の落とし穴

まず注意したいのが食品です。生肉や未加工の野菜はもちろんのこと、加工食品であっても、原産地や成分によっては輸入が制限されることがあります。例えば、動物由来の成分を含む食品は、家畜伝染病予防の観点から厳しくチェックされます。ジャーキーやソーセージ、チーズなども要注意です。また、植物検疫の対象となる植物や種子も、無許可での持ち込みはできません。お土産に人気のドライフルーツやナッツ類も、種類によっては輸入禁止になっている場合があります。

「ちょっとしたお菓子だから大丈夫だろう」と安易に考えてはいけません。税関では、申告漏れがないか、X線検査などで厳しくチェックしています。万が一、申告せずに持ち込もうとした場合、最悪の場合、没収や罰金などの処分を受けることもあります。

ブランド品、偽物にご用心!

海外で購入したブランド品も、注意が必要です。特に偽ブランド品は、税関で没収されるだけでなく、場合によっては著作権侵害で訴えられる可能性もあります。近年、偽ブランド品のクオリティは非常に高く、素人目には見分けがつかないものも多く出回っています。購入する際は、正規店で購入するなど、信頼できるルートを選ぶようにしましょう。

また、本物のブランド品であっても、購入金額によっては関税がかかる場合があります。免税範囲を超えた場合、きちんと申告し、関税を支払う必要があります。申告を怠ると、脱税行為とみなされ、ペナルティが課せられることもあります。

医薬品・化粧品、個人使用でも制限あり

医薬品や化粧品も、注意が必要です。個人で使用する目的であっても、輸入できる数量や成分に制限があります。特に、医薬品の中には、日本では承認されていない成分が含まれているものや、医師の処方が必要なものがあります。これらの医薬品を無許可で輸入すると、薬事法に違反する可能性があります。

化粧品も同様です。成分によっては、輸入が禁止されているものがあります。また、個人で使用する目的であっても、あまりにも大量に輸入すると、販売目的とみなされ、税関で差し止められることがあります。

その他、意外な落とし穴

上記以外にも、例えば、ワシントン条約で保護されている動物や植物を使用した製品(象牙、ワニ革など)、模造刀剣類、わいせつなビデオや雑誌なども、輸入が禁止されています。

トラブルを避けるために

税関でトラブルを避けるためには、以下の点に注意しましょう。

  • 事前に輸入制限について調べる: 外務省や税関のウェブサイトなどで、輸入が禁止されているものや制限されているものを確認しましょう。
  • 不明な点は税関に問い合わせる: 疑問に思ったことは、税関に問い合わせて確認しましょう。
  • 正直に申告する: 申告が必要なものは、きちんと申告しましょう。
  • 領収書や購入証明書を保管する: 購入金額を確認するために、領収書や購入証明書を保管しておきましょう。

海外旅行や海外通販は楽しいものですが、税関のルールを守って、スムーズな旅行・ショッピングを楽しんでください。