訪日外国人旅行者数は？

訪日外国人旅行者、コロナ禍前の水準超え

2022年11月の訪日外国人旅行者数は約318万人となり、1月からの累計では3338万人となりました。これは、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）のパンデミック前の2019年の実績をすでに上回っています。

この回復は、旅行制限の緩和や円安による観光需要の増加が要因となっています。しかし、懸念されるのは、中国からの観光客が引き続き低迷していることです。11月の中国からの観光客数は28.2%減少しており、全体の回復に影響を与える可能性があります。

国別では、韓国が約110万人と最大の訪問者数を占め、次いで台湾、米国と続いています。ヨーロッパ諸国からも多くの観光客が訪れており、英国は約10万人、フランスは約7万人を記録しています。

急速に回復している観光産業は、日本経済にとって明るい兆しです。しかし、中国からの観光客の減少が全体の回復に及ぼす影響を注視する必要があります。