青函トンネルの入場料はいくらですか？

青函トンネルは、日本の本州と北海道を結ぶ世界最長の海底トンネルです。鉄道トンネルとしてのその偉業は広く知られていますが、一般の方がトンネル自体に入場できるのか、また、その場合の入場料について、混乱している方もいらっしゃるのではないでしょうか。

残念ながら、現在、一般の方が青函トンネルの本坑（鉄道が通るトンネル）に直接入場することはできません。

では、インターネット上で見かける「青函トンネル入場料」とは何を指しているのでしょうか？ それは、青函トンネル記念館への入場料のことです。

青函トンネル記念館とは？

青函トンネル記念館は、北海道側の坑口に近い福島町に位置する施設で、青函トンネルの建設に関する様々な展示や体験を通じて、その歴史と技術を学ぶことができます。本坑への直接入場はできませんが、記念館では、

• 青函トンネルの建設過程を詳しく解説する展示: 当時の写真や図面、実際に使用された掘削機械などが展示され、難工事の様子をリアルに感じることができます。
• 海底探検シミュレーター「海底探検号」: 海底を掘り進む様子を再現したシミュレーターで、まるで実際にトンネルを掘っているかのような体験ができます。(別途料金が必要な場合があります。)
• トンネル工事で使用された実物大の作業機械の展示: 巨大な掘削機や、作業員が使用したヘルメットなど、間近で見ることができます。
• 美しい景色を望む展望台: 周辺の海や山々を一望できる展望台も併設されており、トンネルの壮大さをより一層感じることができます。

を通じて、青函トンネルの壮大なスケールを体感できます。

青函トンネル記念館の入場料

• 大人: 400円
• 小・中・高校生: 200円
• 団体割引あり
• 障害者手帳をお持ちの方と介護者: 無料

青函トンネル本坑へのアクセス

先述の通り、一般の方が青函トンネルの本坑に直接入場することはできません。しかし、鉄道を利用することで、実際に青函トンネルを通過することができます。新幹線「はやぶさ」「はやて」に乗車し、新青森駅から新函館北斗駅の間で、約53kmの海底トンネルを通過します。トンネル通過中は、車窓からの景色を楽しむことはできませんが、通過時間を意識することで、世界最長の海底トンネルを通過しているという特別な体験を味わうことができます。

まとめ

青函トンネル自体への直接入場はできませんが、青函トンネル記念館を訪れることで、その歴史と技術を深く理解することができます。また、新幹線を利用してトンネルを通過することで、実際にその距離を体感することができます。ぜひ、青函トンネルの壮大なスケールを、それぞれの方法で体験してみてください。