ESTA申請が見つかりません。どうしたらいいですか？

ESTA申請が見つからない！パニックになる前に落ち着いて対処しましょう。

インターネットを通じて簡単に申請できるESTA（米国電子渡航認証システム）。しかし、いざ旅行前に確認しようとしたら申請が見つからない…そんな経験をされた方もいるのではないでしょうか。申請が見つからない原因は様々ですが、慌てずに一つずつ確認していきましょう。この記事では、ESTA申請が見つからない場合の対処法を、具体的な手順と共に解説します。

まず、最も重要なのは、入力情報の正確性です。ESTA申請は、パスポート番号、氏名、生年月日など、正確な個人情報に基づいて行われます。これらの情報に少しでも誤りがあると、システム上では全く別の申請として認識され、検索結果に表示されなくなります。

1. 入力情報の再確認：

まずは、ご自身の記憶を頼りに、再度入力情報を確認してみましょう。特に以下の点に注意が必要です。

• パスポート番号： 半角英数字で正確に入力されているか、スペルミスがないかを確認してください。パスポートの番号を写し間違えることは意外に多いものです。番号だけでなく、パスポートの有効期限にも注意しましょう。有効期限が切れていれば、ESTAも無効となります。
• 生年月日： 日付の順番（月/日/年、もしくは年/月/日）を間違えていないか、入力形式（例：YYYY-MM-DD）に誤りがないか確認しましょう。
• 氏名（フルネーム）： パスポートに記載されている氏名と全く同じスペルで入力されているか確認してください。ミドルネームがある場合は必ず含めて入力しましょう。大文字・小文字の区別にも注意が必要です。
• メールアドレス： 申請時に使用したメールアドレスを正確に覚えていますか？ 申請確認メールは、このメールアドレスに送信されています。違うメールアドレスを使用していた可能性も考慮しましょう。

2. 申請番号の確認：

申請時に発行された申請番号（Application Number）を覚えていれば、その番号を使って検索することができます。申請確認メールや、申請時に記録したメモなどを確認してみましょう。この番号があれば、検索が格段に容易になります。

3. 複数のブラウザ・デバイスを試す：

もし上記を確認しても申請が見つからない場合、使用しているブラウザやデバイスが原因の可能性があります。別のブラウザ（Chrome、Firefox、Safariなど）や、パソコン、スマートフォンなど別のデバイスで検索を試してみましょう。キャッシュやクッキーのクリアも効果があるかもしれません。

4. 新規申請を行う：

上記の確認を全て行っても申請が見つからない場合は、残念ながら新規にESTAを申請する必要があります。以前の申請情報がシステム上に存在しない、もしくはシステムエラーの可能性があります。新規申請は、迅速に完了できるため、不安に感じる必要はありません。しかし、重複申請は避けましょう。

5. CBPウェブサイトのヘルプデスクへ問い合わせる：

それでも解決しない場合は、米国税関・国境警備局 (CBP) のウェブサイトにあるヘルプデスクに問い合わせることをお勧めします。英語での対応になりますが、専門家のサポートを受けることで、問題解決への糸口が見つかるかもしれません。

ESTA申請が見つからない状況は、非常にストレスフルですが、落ち着いて上記の手順を踏むことで、問題を解決できる可能性が高いです。焦らず、一つずつ確認していきましょう。そして、旅行前に余裕を持ってESTA申請を行い、万が一の場合にも対処できるように準備しておきましょう。 スムーズな渡航を祈っています。