JALマイルの事後登録ができないのはなぜですか？

JALマイル事後登録の壁：なぜ後からではダメなのか？ その仕組みと抜け道を探る

JALマイレージプログラム（JMB）を利用していると、時折、事後登録でマイルを積算しようとして「対象外」と表示され、がっかりすることがありますよね。特に、うっかりJALのウェブサイトを経由せずに提携サービスを利用してしまった場合に起こりがちです。一体なぜ、事後登録ができないのでしょうか？ そして、どうしてもマイルを積算したい場合に、何か抜け道はないのでしょうか？

結論から言うと、JALマイルの事後登録ができない主な理由は、提携企業とJALの間で定められた「トラッキング」の仕組みにあります。提携企業は、JALのウェブサイトを経由して自社のサービスを利用した顧客に対してのみ、JALへマイル付与の依頼を行います。このトラッキングを行うことで、JALは提携企業からの成果報酬を受け取ることができ、提携企業はJALの会員に自社のサービスをアピールできるという、相互利益の関係が成り立っているのです。

つまり、あなたが直接提携企業のウェブサイトで購入した場合、JALはあなたがJMB会員であること、そしてその購入がJMBプログラムによるものであることを認識できません。そのため、提携企業からJALへのマイル付与依頼が発生せず、結果として事後登録も不可能となるのです。

では、どうしても事後登録をしたい場合はどうすれば良いのでしょうか？ 残念ながら、原則として事後登録が認められるケースは限られています。しかし、諦める前に以下の可能性を検討してみる価値はあります。

• 提携企業への直接交渉: 一部の提携企業では、JALのウェブサイトを経由しなかった場合でも、特別な事情がある場合に限り、マイル付与を認めてくれることがあります。購入時の領収書や予約確認書などを用意し、事情を説明してみましょう。ただし、これはあくまで例外的な措置であり、必ず成功するとは限りません。

• JALカードの利用: JALカードで決済した場合、フライトマイルとは別に、カードの利用金額に応じてマイルが積算されます。提携サイトの利用でマイルが積算されなかったとしても、カード利用分のマイルで多少なりともカバーできる可能性があります。

• JMB提携ホテルの宿泊: JMB提携ホテルに宿泊した場合、JALのウェブサイトを経由しなくても、チェックイン時にJMBカードを提示することで、マイルが積算されることがあります。ただし、ホテルによって条件が異なるため、事前に確認が必要です。

上記はあくまで可能性であり、確実な方法ではありません。最も重要なことは、事前にJALのウェブサイトを経由して提携サービスを利用することです。特に、高額な商品やサービスを利用する場合は、わずかな手間を惜しまずに、確実にマイルを積算できるように注意しましょう。

JALマイレージプログラムは、賢く利用すれば非常に魅力的な特典を得られるシステムです。しかし、ルールを理解せずに利用すると、思わぬ落とし穴にはまってしまうこともあります。今回の情報を参考に、よりスマートにJALマイルを貯めて、お得な旅を楽しんでください。