JALマイレージバンクの会員は失効しますか？

JALマイレージバンク（JMB）の会員資格自体に有効期限はありません。しかし、多くの会員が誤解している点として、JMB会員資格とは別に、貯めたマイル（積算マイル）には有効期限があるということです。この点は、JMBを利用する上で非常に重要なポイントであり、十分な注意が必要です。

JMBのマイルの有効期限は、マイルが積算された日から36ヶ月後の月末です。つまり、JAL便の搭乗や提携企業での活動を通じてマイルを獲得した日から3年間経過すると、そのマイルは失効してしまうということです。例えば、2024年1月15日にマイルが積算された場合、そのマイルの有効期限は2027年1月31日となります。これは、マイルの獲得方法に関わらず、全ての積算マイルに適用されます。

この期限切れは、会員の不注意によって、せっかく貯めたマイルが消失してしまうことを意味します。せっかく旅行やショッピングでコツコツ貯めたマイルが、有効期限切れのために無駄になってしまうのは非常に残念なことです。そのため、マイルの有効期限を常に意識し、適切な管理を行うことが不可欠です。

では、期限切れを防ぐためにはどうすれば良いのでしょうか？最も確実な方法は、マイルを期限が来る前に使用することです。JAL便の航空券やアップグレード、提携先での商品との交換など、様々な方法でマイルを使用できます。JMBのウェブサイトやアプリでは、マイル残高の確認や、利用可能な特典の確認が容易にできますので、定期的に確認することを強くお勧めします。

もし、すぐにマイルを使用する予定がない場合でも、有効期限を延長する手段があります。JMBでは、一定期間内にマイルを一定量積算すれば、保有しているマイルの有効期限を延長できる制度があります。具体的には、条件を満たした上で、ステータス維持のために必要なフライトを行うことや、提携企業での利用でマイルを積算することで、有効期限の更新が可能です。ただし、この更新は、マイルの自動延長ではなく、会員自身の積極的な行動を必要とします。JMBのウェブサイトやアプリで、最新の有効期限延長の条件を確認し、それに従って行動することが重要です。

忘れてはならないのは、一度失効したマイルは復活しないということです。JMBは、期限切れマイルの復活に関する問い合わせには一切対応していません。どれだけ事情説明をしても、マイルは戻ってきません。これは、JMBの規約で明確に定められており、例外はありません。

最後に、JMBマイルの有効期限管理は、単なるマイルの管理ではなく、会員自身の権利と利益を守るための重要な行動です。定期的な確認と、計画的なマイルの使用・更新によって、せっかく貯めたマイルを有効活用し、充実した旅行や特典を享受しましょう。 マイルの有効期限を常に意識し、無駄なく活用することで、JMB会員生活をより一層楽しむことができるでしょう。