JCBカードはインドで使える?

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JCBカードは2017年からインド全土の加盟店・ATMで利用可能です。NPCIとの提携により実現し、インド国内でのJCBカード発行も開始、事業を着実に拡大しています。
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JCBカード、インドで躍進中!その現状と未来

日本発の国際ブランドであるJCBカード。近年、インドでの利用拡大が注目されています。2017年、ついにインド全土の加盟店・ATMで利用可能となり、インドでのJCBカード発行も開始されました。これは、インドの決済システム運営会社であるNPCI(National Payments Corporation of India)との提携による大きな成果です。

JCBカードはインド市場への参入が遅かったものの、NPCIとの強力なパートナーシップを武器に、着実に存在感を増しています。では、なぜ今、JCBカードはインドで注目されているのでしょうか?その理由を探ってみましょう。

1. 急速に成長するインド市場への期待

インドは世界で2番目に人口が多く、経済成長も著しい国です。スマートフォンやインターネットの普及も進み、キャッシュレス決済への移行も急速に進んでいます。JCBは、この巨大な成長市場であるインドでのビジネスチャンスに大きな期待を寄せています。

2. 日系企業、そして訪日インド人旅行者の存在

インドには、自動車産業を中心に多くの日本企業が進出しており、これらの企業とその従業員にとってJCBカードは利便性の高い決済手段となっています。また、近年増加傾向にある訪日インド人旅行者にとっても、日本で広く利用できるJCBカードは魅力的です。

3. インド独自のニーズに合わせたサービス展開

JCBは、インド市場における独自のニーズを捉え、ローカライズされたサービスを提供することに力を入れています。例えば、インドで人気のあるEMI(分割払い)や、宗教的な理由から牛肉を避ける人向けのベジタリアンカードなど、インドの文化や習慣に配慮したサービスを展開しています。

今後の展望

JCBは、インド市場において更なる事業拡大を目指しています。NPCIとの連携を強化し、JCBカードの加盟店網の拡大や、インド国内でのカード発行枚数の増加を図っていく方針です。また、デジタル決済サービスの普及にも力を入れており、インドの決済市場におけるプレゼンス向上を目指しています。

JCBカードのインド進出は、日本とインドの経済関係を強化するだけでなく、インドのキャッシュレス化を推進する上でも重要な役割を担っています。今後、JCBがインドでどのような進化を遂げるのか、注目していきたいところです。