WDWは日本の何倍の大きさですか？

ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート（WDW）と東京ディズニーリゾート（TDR）の広さを比較すると、その圧倒的なスケールの違いに驚かされます。単純に「240倍」という数字だけでは、その実感が湧きにくいのではないでしょうか。そこで、様々な角度からWDWの広大さを体感し、日本の面積との比較も交えながら、そのスケール感を明らかにしたいと思います。

まず、数値で比較してみましょう。先に述べられたように、WDWの敷地面積は約1220万平方メートルです。一方、東京ディズニーランド（TDL）の敷地面積は約51万平方メートル。単純計算で、WDWはTDLのおよそ24倍の広さになります。 ここで注意が必要なのは、この数値は東京ディズニーランドのみを比較対象としている点です。東京ディズニーリゾート全体（東京ディズニーランドと東京ディズニーシーの合計）となると、面積はさらに広くなりますが、それでもWDWの広大さには遠く及びません。

では、より分かりやすい比較として、日本の有名なランドマークと比較してみましょう。例えば、東京ドームの面積は約4万6755平方メートル。WDWは東京ドーム約2500個分、つまり東京ドームを2500個も並べてもまだ余る広さなのです。これは、東京23区の面積の約1/10に匹敵する広さであり、想像をはるかに超える広さと言えるでしょう。

さらに、日本全体の面積と比較してみましょう。日本の国土面積は約37万7972平方キロメートルです。一方、WDWは約12.2平方キロメートルです。面積だけで単純に比較するのは難しいですが、日本の国土面積の中にWDWをいくつ配置できるかという視点で考えてみましょう。日本全体にWDWを敷き詰めるとすれば、数万個のWDWが収まる計算になります。これだけでも、WDWの広さの圧倒的な小ささではなく、日本の広大さを再認識させられます。

しかし、面積だけを比較するだけでは、WDWの広大さを十分に理解することはできません。WDWは4つのテーマパークに加え、2つのウォーターパーク、多数のホテル、ゴルフコース、ショッピングモールなど、多様な施設を有する巨大なリゾート複合施設です。広大な敷地内を移動するためには、モノレールやバスなどの交通手段を利用しなければならず、1日で全てを回りきることは不可能です。この点も、TDLやTDRとは大きく異なる点であり、WDWの広さを実感させる要素となっています。

単なる数値以上の、体験に基づく広大さ。それがWDWの真の姿と言えるでしょう。 数字だけでは伝えきれない、そのスケール感を実際に訪れて体感することが、真の理解に繋がるのではないでしょうか。 比較対象となる日本の広さ、そして東京ドームの数といった身近なものを用いて、WDWの広大さを改めて理解して頂けたかと思います。