横断歩道がないところでは徐行しなくてはいけませんか？

横断歩道がない？ だからといってスピードを出していいわけがない！

日本で車を運転する上で、 「横断歩道がない場所では徐行しなくていいのか」 という疑問を持つ方は少なくないかもしれません。結論から言うと、 横断歩道がなくても徐行は必要です。

道路交通法では、横断歩道がない場所でも、歩行者が道路を横断しようとするときは、車は徐行して安全を確保する義務があります（道路交通法第38条第１項）。 つまり、 歩行者がいるかどうかに関わらず、常に周囲に注意を払い、安全確認を怠らない ことが重要です。

なぜ横断歩道がない場所でも徐行が必要なのか？

• 歩行者の安全確保: 横断歩道がないということは、歩行者がどこからともなく道路を横断してくる可能性があるということです。特に、住宅街や商業施設周辺など、歩行者の多い場所では注意が必要です。
• 事故のリスク軽減: 徐行することで、万が一、歩行者を発見するのが遅れた場合でも、すぐに停車できる状態を作ることができます。これは、事故のリスクを大幅に減らすことにつながります。
• 安全運転意識の向上: 常に周囲に注意を払い、徐行を心がけることで、安全運転に対する意識を高めることができます。

横断歩道がない場所での具体的な注意点

• 見通しの悪い場所では特に注意: 交差点付近や、駐車車両などで見通しの悪い場所では、より一層注意が必要です。徐行運転を徹底し、必要であれば一時停止して安全確認を行いましょう。
• 子どもの飛び出しに注意: 子どもは身長が低く、車の陰から急に飛び出してくることがあります。住宅街や公園の近くなど、子どもが遊びに出ている可能性のある場所では、特に注意が必要です。
• 夜間や雨天時はより慎重に: 夜間や雨天時は、視界が悪くなり、歩行者や自転車を認識しにくくなります。スピードを控えめにするだけでなく、早めのライト点灯も心がけましょう。

横断歩道がないからといって、常にスピードを出していいわけではありません。歩行者の安全を第一に考え、交通ルールとマナーを守って運転しましょう。