道路の管理範囲はどこまでですか?

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道路管理者の管轄範囲は、道路法で定められた「道路」全体です。 車道、歩道、路肩、側溝、法面など、道路の構成要素すべてを含みます。
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道路の管理範囲

道路法により規定された「道路」の範囲内は、道路管理者の管轄下に入ります。道路の構成要素をすべて含む広範囲に及びます。

管理対象となる道路の構成要素

  • 車道: 車両が走行する部分
  • 歩道: 歩行者が通行する部分
  • 路肩: 車道と歩道、または他の道路構造物を区切る部分
  • 側溝: 路面からの雨水などを排水する溝
  • 法面: 道路を支える盛り土の部分
  • 中央分離帯: 反対方向の交通を分ける構造物
  • ガードレール: 車両や歩行者の保護に使用される柵
  • 交差点: 複数の道路が交差する部分
  • 橋: 川や線路などの障害物を越える構造物
  • トンネル: 地下または山腹を通過する構造物

管理責任

道路管理者は、道路の管理範囲内において、以下の責任を負います。

  • 道路の建設、維持、修理
  • 交通規制の設置と維持
  • 道路の安全確保
  • 積雪や降雨時の除雪や排水
  • 道路沿いの植栽や美化の管理

管理範囲の例外

一部の例外もあり、道路管理者の管轄外の道路があります。これらには以下が含まれます。

  • 私道
  • 高速道路
  • 国土交通大臣が指定する道路

これらの道路は、それ以外の機関または団体が管理しています。

管理範囲の明確化

道路の管理範囲を明確にするために、道路管理者は境界標を設置している場合があります。この境界標は、道路管理者の管轄範囲の開始地点と終了地点を示しています。