1000万の利息には税金はかかりますか？

1,000万円の利息に対する課税

銀行や証券会社に預けている預貯金から発生する利息は、所得となり課税対象となります。しかし、預金そのものには税金はかかりません。

利息収入の課税方法

1,000万円の預金で、1年間で1,000円の利息が発生したとしましょう。この場合、課税対象となるのは利息の1,000円のみです。元本の1,000万円は課税されません。

利息収入に対しては、通常、所得税と復興特別所得税が源泉徴収されます。源泉徴収とは、金融機関などが利息を支払う際に、税金を差し引いて振り込む制度です。

源泉徴収税率

源泉徴収の税率は、以下の通りです。

• 所得税：20.42%
• 復興特別所得税：2.1%

課税後の利息収入

上記の源泉徴収税率を適用すると、1,000円の利息に対する課税額は、(1,000円 × 20.42% + 2.1%) = 226円となります。差し引いた後の利息収入は、(1,000円 – 226円) = 774円となります。

利息収入の申告

金融機関から源泉徴収された税金は、確定申告の際に納税額から控除されます。源泉徴収票が発行されていることを確認し、確定申告書に記載しましょう。

まとめ

1,000万円の預金に対する利息は、利息収入として課税されます。源泉徴収により税金が差し引かれた後の利息収入は、確定申告時に申告・納税する必要があります。