お見舞い金に2万円は偶数でもよいですか？

お見舞い金の金額・包み方に関するマナー

お見舞いを贈るときは、金額や包み方にも気を配るとより思いやりが伝わります。

お見舞金の金額

一般的には、お見舞い金は奇数額にするのがマナーとされています。これは、奇数は「陽の数字」であり、生命力や再生を意味すると考えられているためです。そのため、1,000円、3,000円、5,000円といった奇数額が好まれます。

例外：2万円

ただし、唯一の例外として、「2万円」も問題ありません。これは、「二重丸」や「満丸」と呼ばれ、縁起の良い数字とされています。

包み方

お札を包むときは、新札が望ましいです。また、お札の向きに注意し、お札の肖像画が上になるように包みます。お札の枚数が偶数にならないように、1万円札と5千円札を組み合わせるとよいでしょう。たとえば、2万円であれば、1万円札1枚と5千円札2枚を包みます。

お札の枚数と偶数・奇数

中国の陰陽思想では、偶数は「陰の数字」とされ、お祝い事などに用いられます。一方、奇数は「陽の数字」とされ、お見舞いや弔辞など、不祝儀の際に好まれます。ただし、お見舞い金に関しては、偶数でも「2万円」のみ例外とされています。

その他の注意

• お見舞金に添えるメッセージカードは、簡潔かつ丁寧な言葉で書きましょう。
• お見舞金は、直接手渡すか、現金書留で送るのが一般的です。
• お見舞い金は、相手が受け取りやすい金額にしましょう。高額すぎたり、少なすぎたりすると失礼に当たります。

お見舞い金は、心からの思いやりを伝える贈り物です。金額や包み方のマナーにも注意し、相手に寄り添う気持ちを示しましょう。