お返しに消えものはNGですか?

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内祝いに消えものを贈るのは避けた方が良いでしょう。消えものは、もらった喜びが形として残らないため、感謝の気持ちが伝わりにくいとされています。形に残る品物を選ぶことで、贈り主の真心がより相手に伝わるでしょう。
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お返しに消えものはNG? 心に残る内祝いを贈るために

結婚や出産、新築などのお祝い事。いただいたお祝いに感謝の気持ちを込めて贈る内祝い。何を贈ろうか、あれこれと考える時間もまた楽しいものです。しかし、いざ品物を選ぶとなると、「消えものは失礼にあたるのだろうか?」と悩んでしまう方もいるのではないでしょうか。

結論から言えば、消えものを贈ってはいけないという決まりはありません。しかし、感謝の気持ちをより丁寧に伝えたいと考えるのであれば、消えものは避けた方が無難かもしれません。

なぜ消えものは避けるべき? その理由とは

消えものは、言葉の通り、食べてしまえば形として残りません。そのため、いただいた喜びや贈り主への記憶が薄れてしまう可能性があります。また、「形に残るものを贈ることで、贈り主の気持ちを長く感じてほしい」という日本人の繊細な心遣いの観点からも、消えものは適さないと言えるでしょう。

一方で、消えものにもメリットはあります。例えば、

  • 好みが分からなくても贈りやすい
  • かさばらず、相手に気を使わせにくい
  • 比較的安価なものが多い

などが挙げられます。

贈る相手や状況に応じて使い分けを

消えものを贈るべきかどうかは、最終的には贈る相手との関係性や、お祝いの内容、自分の気持ちを考慮して判断する必要があります。

例えば、

  • 親しい友人や同僚へのお返し:消えものを贈る場合でも、相手の好みをしっかりリサーチしたり、メッセージカードを添えたりすることで、感謝の気持ちが伝わりやすくなります。
  • 目上の方やフォーマルな場へのお返し:消えものは避けて、形に残るものを贈るのがおすすめです。タオルや食器など、実用的なものが喜ばれます。
  • お祝いの内容:出産祝いの内祝いとして、赤ちゃんの名前入りの焼き菓子を贈るなど、特別感を演出できる場合もあります。

心を込めて選ぶことが大切

大切なのは、形式にとらわれすぎることなく、贈る相手の顔を思い浮かべながら、感謝の気持ちが伝わるものを選ぶことです。消えものを選ぶ場合でも、相手の好みや状況を考慮し、丁寧なメッセージを添えるなど、感謝の気持ちを形にする工夫を凝らしてみましょう。

内祝いは、単なるお返しの品ではありません。贈る側と受け取る側の心を繋ぐ、大切なコミュニケーションツールです。心からの感謝の気持ちと共にお祝いを分かち合えるような、素敵な内祝いを選びたいですね。