ほうれん草のシュウ酸の抜き方は?

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ほうれん草のシュウ酸除去には、水溶性であることを利用した茹でこぼしが効果的です。根元に十字の切り込みを入れ、塩を加えた沸騰水で根元を30秒、その後全体を30秒茹で、すぐに冷水にさらします。この方法でシュウ酸の大部分を水に溶出させ、摂取量を減らせます。 短時間の茹で加減がポイントです。

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ほうれん草のシュウ酸の上手な抜き方

ほうれん草は栄養価の高い野菜ですが、シュウ酸が含まれています。シュウ酸は体内でカルシウムと結合して結石を引き起こす可能性があります。そのため、ほうれん草を食べる際は、シュウ酸を上手に抜く必要があります。

ここでは、ほうれん草のシュウ酸を効果的に抜く方法をご紹介します。

茹でこぼし法

茹でこぼし法は、シュウ酸が水溶性であることを利用した方法です。

  1. ほうれん草の下処理をする。根元に十字の切り込みを入れて汚れを落とし、流水でよく洗います。
  2. 塩を効かせた沸騰水で茹でる。大きな鍋にたっぷりの水を入れ、塩を加えて沸騰させます。ほうれん草の根元部分を30秒間茹でます。
  3. 全体を茹でる。続けて、ほうれん草全体を30秒間茹でます。
  4. 冷水にさらす。すぐに茹だったほうれん草を氷水または冷水にさらします。これにより茹で上がりの過程が止まり、シュウ酸がさらに水に溶け出します。

茹で時間のポイント

茹で時間は短くするのがポイントです。茹で過ぎると栄養素が失われてしまいます。根元を30秒、全体を30秒茹でるのが目安です。

注意事項

  • シュウ酸は葉柄の部分に多く含まれています。茹でこぼし法では、葉柄のシュウ酸をある程度抜くことができますが、完全に除去することはできません。
  • 毎日大量のほうれん草を食べると、シュウ酸が体内に蓄積して結石のリスクが高まります。週に2~3回程度を目安に適量を摂取しましょう。
  • シュウ酸は胃酸の分泌を抑制する働きがあります。そのため、胃酸過多の人にはほうれん草を避けた方がよい場合があります。

その他のシュウ酸抜き方法

茹でこぼし法の他にも、以下のような方法でシュウ酸を減らすことができます。

  • 酢を加える。茹でるときに酢を大さじ1程度加えると、シュウ酸が溶け出すのを促進します。
  • 重曹を加える。茹でるときに小さじ1/2程度の重曹を加えると、シュウ酸が重曹と反応して水に溶けやすくなります。
  • レモン汁を絞る。茹で上がったほうれん草にレモン汁を絞ると、シュウ酸が溶けて酸味が和らぎます。

ほうれん草のシュウ酸を上手に抜くことで、安心して栄養価の高いほうれん草を摂取することができます。ぜひお試しください。