アハモのダメなところは？

ahamoの「ちょっと待って！」なポイント：契約前に知っておきたい注意点

ahamoはドコモが提供するオンライン専用プランとして、その手頃な価格とデータ容量で多くのユーザーを魅了しています。しかし、契約前に「ちょっと待って！」と立ち止まって確認しておきたいポイントもいくつか存在します。今回は、ahamoの魅力の裏に隠れた、少しばかりの「ダメなところ」に焦点を当てて掘り下げてみましょう。

1. オンライン契約のみ：手厚いサポートは期待薄？

ahamoの最大の特徴であり、コスト削減の源泉でもあるのが、オンライン契約に限定されている点です。これは、手続きがスムーズに進む人にとってはメリットですが、デジタル機器に不慣れな方や、対面でのサポートを求める方にとっては大きなハードルとなり得ます。ドコモショップで相談に乗ってもらうことは原則できません。オンラインでのチャットサポートは用意されていますが、込み合っている場合もあり、即座に解決できないこともあります。

2. データ容量の選択肢の少なさ：ヘビーユーザーは要注意

ahamoのプランはシンプルで分かりやすい反面、データ容量の選択肢が限られています。基本プランは20GBですが、オプションで100GBまで増やすことは可能です。しかし、日頃から動画視聴やオンラインゲームを頻繁に行い、毎月50GB以上のデータを使用するようなヘビーユーザーにとっては、割高に感じられる可能性があります。自身のデータ使用量をしっかりと把握し、本当にahamoで足りるのか、慎重に検討する必要があります。

3. キャリアメールとお別れ：移行手続きは意外と面倒？

長年ドコモのキャリアメール（@docomo.ne.jp）を愛用してきた方にとって、ahamoへの乗り換えは、キャリアメールを手放すことを意味します。Gmailなどのフリーメールアドレスに移行する必要があり、各種サービスのアカウント情報や連絡先などを変更する手間が発生します。また、フリーメールアドレスは迷惑メールフォルダに振り分けられやすいというデメリットも考慮する必要があります。

4. 家族割・ドコモ光セット割の対象外：意外と大きい割引喪失

ドコモの魅力の一つであった家族割やドコモ光セット割は、ahamoでは適用されません。これらの割引を利用していた場合、ahamoに乗り換えることで、月額料金がトータルで高くなってしまう可能性もあります。家族全員の契約状況や、インターネット回線の契約状況などを考慮し、総合的に判断することが重要です。

5. 未成年契約の制限：親権者名義での契約が必要

ahamoは原則として18歳以上の契約となります。未成年が利用する場合は、親権者名義で契約し、利用者を未成年者として登録する必要があります。契約手続きが煩雑になるだけでなく、料金プランやサービス内容について、親権者がしっかりと理解しておく必要があります。

6. データ繰り越し、留守番電話、3G回線非対応：痒い所に手が届かない？

ahamoは、データ繰り越しや留守番電話サービス、3G回線に対応していません。これらの機能を頻繁に利用していた方は、ahamoに乗り換えることで不便を感じる可能性があります。特に、3G回線は山間部や地方など、一部の地域で利用されている場合があるため、注意が必要です。

7. その他：細かい制約を見落とさないように

上記以外にも、ahamoは細かい制約がいくつか存在します。例えば、海外でのデータローミングは追加料金が発生する、機種変更はオンラインショップまたはドコモショップ（一部機種のみ）で行う必要があるなどです。契約前に公式サイトやFAQなどをしっかりと確認し、自分にとって必要なサービスが利用できるかどうかを確認することが重要です。

ahamoは確かに魅力的なプランですが、上記の「ダメなところ」を踏まえた上で、自分に本当に最適な選択肢なのか、冷静に判断することが大切です。メリット・デメリットを比較検討し、後悔のない選択をしましょう。