ウォレットからSuicaを削除したらどうなる？

ウォレットからSuicaを削除したらどうなる？ 意外と知らない再設定の注意点

スマホやApple WatchにSuicaを登録して利用している人も多いでしょう。しかし、機種変更や紛失、あるいは単に別のカードに切り替えたい場合など、ウォレットからSuicaを削除する必要が出てくることがあります。そんな時、「Suicaを削除したら、チャージしていた残高はどうなるの？」「本当に削除しても大丈夫？」といった疑問が湧いてくるのではないでしょうか。

この記事では、ウォレットからSuicaを削除した際に何が起こるのか、再設定時の注意点を含めて詳しく解説します。

Suica削除の基本：データはサーバに保存される

まず、ウォレットからSuicaを削除しても、Suicaのデータそのものが完全に消えてしまうわけではありません。あなたのSuica情報は、サーバに安全に保管されています。これは、万が一スマホを紛失した場合でも、Suicaの残高を保護するための重要な仕組みです。

つまり、Suicaを削除しても、チャージしていた残高が消滅したり、定期券の情報が失われたりすることはありませんのでご安心ください。

再設定でSuicaは復活！ ただし、Suica ID番号が変わる可能性

削除したSuicaは、再度ウォレットに設定することで利用を再開できます。再設定の手順は、ウォレットアプリによって異なりますが、基本的にはSuicaカードを追加する際と同じように、Suicaを選択し、画面の指示に従って操作するだけです。

ここで注意したいのが、Suica ID番号が変わる可能性があるという点です。特に、Apple PayでSuicaを利用している場合、再設定時に新しいSuica ID番号が付与されることがあります。

Suica ID番号が変わると何が問題になる？

Suica ID番号が変わると、以下のようなケースで影響が出る可能性があります。

• JRE POINT連携: JRE POINTにSuicaを登録している場合、新しいSuica ID番号で再度登録が必要になります。以前のSuica ID番号で貯めたポイントは、新しいSuicaに引き継がれますが、再登録の手間が発生します。
• 定期券の払い戻し: 定期券を払い戻す際、Suica ID番号が必要になる場合があります。以前のSuica ID番号がわからなくなると、払い戻し手続きに時間がかかる、または払い戻し自体が難しくなる可能性があります。
• Suicaアプリの履歴: Suicaアプリで利用履歴を確認する際、以前のSuica ID番号の利用履歴は表示されなくなります。

スムーズな再設定のための準備

これらの問題を防ぐためには、Suicaを削除する前に以下の準備をしておくことをおすすめします。

• JRE POINT連携を確認: JRE POINTにSuicaを登録している場合は、現在のSuica ID番号をメモしておきましょう。
• 定期券情報を確認: 定期券の有効期限や購入履歴などをスクリーンショットなどで保存しておきましょう。
• Suicaアプリの利用履歴を保存: 必要に応じて、Suicaアプリの利用履歴をスクリーンショットなどで保存しておきましょう。

機種変更時の注意点

機種変更の場合は、Suicaを削除する前に、必ず「サーバ退避」の手続きを行いましょう。「サーバ退避」を行うことで、機種変更後も同じSuica ID番号で利用を再開できます。

まとめ

ウォレットからSuicaを削除しても、残高や定期券情報は安全に保護されています。しかし、再設定時にSuica ID番号が変わる可能性があるため、JRE POINT連携や定期券の払い戻しなどに影響が出る可能性があります。スムーズな再設定のためにも、削除前に必要な情報を確認し、機種変更の場合は必ず「サーバ退避」の手続きを行いましょう。これらの点を理解していれば、安心してSuicaを削除し、利用を再開することができます。

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