パンとご飯どっちが血糖値が上がる？

パンとご飯、血糖値の上昇はどちらが大きい？

炭水化物であるパンとご飯は、エネルギー源として重要な食品です。しかし、血糖値（血液中の糖分濃度）に与える影響は異なります。

血糖値の上昇の違い

一般的に、パンはご飯よりも血糖値をより急速に上昇させます。その理由は以下の通りです。

• グリセミック指数（GI）：GIは、食品が血糖値を上昇させる速度を示す指標です。パンのGIはご飯よりも高くなります。つまり、パンを食べると、ご飯よりも早く血糖値が上がります。
• 消化速度：パンはご飯よりも消化が早く、より迅速に糖分を放出します。

血糖値の上昇が大きいパンの影響

血糖値の急上昇は、インスリンの分泌を促します。インスリンは血糖値を下げるホルモンですが、過剰なインスリン分泌は脂肪蓄積につながる可能性があります。そのため、ダイエット中はパンの摂取に注意が必要です。

ご飯の利点

一方、ご飯はパンに比べて血糖値の上昇が緩やかです。これは、ご飯には食物繊維が含まれており、消化速度を遅らせ、糖分の放出を抑制するためです。

さらに、ご飯にはレジスタントスターチと呼ばれる、消化されない炭水化物の一種が含まれています。レジスタントスターチは、善玉菌の餌となり、腸内環境を整える効果があります。

どちらを選ぶべきか？

血糖値管理に気を付けている人は、ご飯をパンよりも優先的に選ぶのが望ましいです。ただし、適度な量のパンでも問題ありません。

結論として、血糖値の上昇を抑えたい場合はご飯が適しています。一方、パンは血糖値をより急速に上昇させ、ダイエット中は摂取量に注意が必要です。