ベトナムの閉店時間は？

ベトナムの閉店時間：知っておきたい「時間に縛られない」ローカルルール

ベトナム旅行でショッピングや食事を楽しむ際、気になるのはお店の閉店時間ではないでしょうか？ 多くのガイドブックやウェブサイトでは「10時～22時頃まで営業」と記載されていますが、実際にベトナムを訪れてみると、その実態はもう少し複雑で、ある意味「時間に縛られない」柔軟なローカルルールが存在します。

観光客向け vs. 地元向け：ターゲット層による違い

まず認識しておきたいのは、お店のターゲット層による営業時間・閉店時間の違いです。

• 観光客向けのお店 (お土産物店、多国籍レストランなど): ガイドブックに記載されているように、比較的規則正しい営業時間です。夜22時頃に閉店する店が多いですが、観光シーズンや週末は少し延長されることもあります。特に日本食レストランなど、多国籍レストランはランチとディナーの間に休憩時間（シエスタ）を設けていることが多いので注意が必要です。

• 地元の人向けのお店 (ローカル食堂、雑貨店、市場など): こちらはかなりフレキシブルです。朝早くから開店し、夜遅くまで営業している店もあれば、夕方には店じまいしてしまう店もあります。特に、家族経営の小さな食堂や雑貨店は、店主の都合で営業時間が変わることも珍しくありません。

ベトナム料理店はほぼ通し営業！

ベトナム料理店に関しては、ほとんどの場合、通し営業です。これは、ベトナムの食文化が「決まった時間に食事をする」という習慣に縛られていないことが理由の一つとして挙げられます。お腹が空いたらいつでも気軽に食事を楽しめるのが、ベトナム料理の魅力でもあります。

市場の活気は午前中がピーク！

市場は、朝早くから活気づき、新鮮な食材を求める地元の人々で賑わいます。しかし、昼過ぎになると徐々に店じまいを始め、夕方にはほとんどのお店が閉店してしまいます。市場の活気を感じたいなら、午前中に訪れるのがおすすめです。

アプリやSNSを活用して最新情報をゲット！

最近では、ベトナムでもGoogle MapsやFacebookなどのアプリやSNSを活用しているお店が増えています。お店の公式ページや口コミをチェックすれば、最新の営業時間や休業日を確認することができます。

「時間に縛られない」ベトナムを楽しむために

ベトナムでは、時間に厳格な日本とは異なり、お店の営業時間は流動的なことが多いです。しかし、それこそがベトナムの魅力の一つでもあります。事前に調べておくことも大切ですが、現地の人に直接尋ねたり、お店の雰囲気を観察したりしながら、臨機応変に行動することで、より深くベトナム文化を体験できるはずです。

「今日はもう閉まっているかな？」と心配するよりも、「もし開いていたらラッキー！」くらいの気持ちで、ベトナムの街を散策してみてはいかがでしょうか？ きっと、予想外の発見や出会いが待っているはずです。