主賓にお礼を渡すタイミングはいつがベストですか？

主賓へのお礼、ベストなタイミングと渡し方の心得

結婚式という人生の晴れ舞台。お世話になった方々への感謝の気持ちを表す大切な機会でもあります。特に主賓の方には、ご多忙の中、出席していただき、祝辞という大役を担っていただくことへの感謝はひとしおでしょう。そこで、今回は主賓へのお礼をいつ、どのように渡すのがベストなのか、具体的なシチュエーションを交えながら解説します。

一般的に、主賓へのお礼は受付開始から開宴までの間にお渡しするのが適切とされています。受付が始まると、新郎新婦はゲストをお迎えするために忙しくなります。開宴してしまうと、席を立つのも難しく、落ち着いた雰囲気でお礼を伝えることができません。そのため、比較的時間の余裕がある受付開始から開宴までの間に、感謝の気持ちを込めてお礼をお渡しするのが理想的です。

具体的な渡し方としては、まず受付で主賓をお迎えした際に、新郎新婦どちらか、もしくは両方が「本日はお越しいただきありがとうございます。本日はよろしくお願い致します。」と挨拶と共に、控え室へ案内します。控え室で飲み物などを用意し、少し落ち着いたところで改めて感謝の気持ちを伝え、「本日は誠にありがとうございます。ささやかですが、心ばかりの御礼です。」と、お礼を手渡します。この際、他のゲストの目に触れないよう、さりげなく渡すのがスマートです。

お礼を渡すタイミングは、主賓挨拶や乾杯挨拶をお願いしたゲストそれぞれに合わせて調整することも可能です。例えば、乾杯の発声をお願いしたゲストには、乾杯の前に控え室でお礼を渡し、「この後、乾杯のご挨拶、よろしくお願い致します。」と一言添えるのも良いでしょう。

また、お渡しする際のマナーにも気を配りたいものです。お礼の品は、袱紗に包んで渡すのが正式なマナーです。袱紗がない場合は、紙袋に入れて、両手で丁寧に渡しましょう。お礼の言葉と共に、感謝の気持ちを込めて、笑顔で渡すことが大切です。

さらに、お礼の品物を選ぶ際にも、主賓の方の好みや立場を考慮することが重要です。高価すぎるものは相手に気を遣わせてしまう可能性があるので、相場を調べて適切な価格帯のものを選びましょう。消え物やカタログギフトなど、相手に負担をかけないものが喜ばれる傾向にあります。

結婚式という特別な一日。主賓の方々への感謝の気持ちを伝えることは、新郎新婦にとって大切なことです。適切なタイミングと方法でお礼を渡すことで、感謝の気持ちがより一層伝わり、心温まる一日となるでしょう。

最後に、上記はあくまでも一般的な例であり、結婚式のスタイルや状況によって最適なタイミングや方法は異なります。プランナーや式場のスタッフと相談しながら、自分たちに合った方法を見つけることが大切です。細やかな配慮と心遣いを忘れずに、感謝の気持ちを伝え、素敵な結婚式を迎えましょう。