副鼻腔炎の時にやってはいけないことはありますか？

副鼻腔炎で絶対避けたい！ 悪化を招くNG行動と対策

副鼻腔炎の辛さ、本当に分かります。鼻詰まり、頭痛、顔の圧迫感…集中力も落ちて日常生活に支障をきたしますよね。少しでも早く楽になりたい一心で色々試してみるものの、逆に症状を悪化させてしまっている可能性も。今回は、副鼻腔炎の時に「絶対にやってはいけないこと」に焦点を当て、具体的なNG行動とその理由、そして症状緩和のための対策を詳しく解説します。

1. 自己判断での市販薬の長期使用

ドラッグストアで手軽に手に入る市販薬は、一時的な症状緩和には役立ちますが、長期的な使用は避けるべきです。特に血管収縮剤が含まれる点鼻薬は、使いすぎると血管が収縮しっぱなしになり、かえって鼻詰まりが悪化する「薬剤性鼻炎」を引き起こす可能性があります。市販薬を使用しても症状が改善しない場合は、必ず耳鼻咽喉科を受診し、適切な診断と治療を受けてください。

2. 鼻うがいの方法を誤る

鼻うがいは、鼻腔内の膿や炎症物質を洗い流す効果的な方法ですが、やり方を間違えると逆効果になることも。水道水を使用したり、水圧が強すぎたりすると、鼻腔内の繊細な粘膜を傷つけ、炎症を悪化させてしまう可能性があります。必ず生理食塩水を使用し、ゆっくりと優しく洗い流すようにしましょう。また、鼻うがいの頻度も重要です。過度な鼻うがいは必要な粘液まで洗い流してしまうため、1日に1～2回程度に留めるのがおすすめです。

3. 加湿を怠る

乾燥した空気は、鼻腔内の粘膜を乾燥させ、炎症を悪化させる原因となります。特に冬場やエアコンの使用時は、加湿器などを活用して適切な湿度を保つように心がけましょう。加湿器がない場合は、濡れたタオルを室内に干したり、お風呂の湯気を活用するのも効果的です。理想的な湿度は50～60％程度と言われています。

4. 喫煙と飲酒

既に述べられているように、喫煙は鼻の粘液を排出する機能を低下させ、飲酒は副鼻腔の出口を塞ぎ、粘液の排出を妨げてしまいます。副鼻腔炎の症状を悪化させるだけでなく、他の病気の原因にもなるため、できる限り控えるようにしましょう。

5. アレルギーの原因物質を放置する

アレルギー性鼻炎が原因で副鼻腔炎になっている場合、アレルギーの原因物質を特定し、対策を講じることが重要です。ハウスダスト、ダニ、花粉など、アレルギーの原因物質を徹底的に除去するようにしましょう。

6. ストレスを溜め込む

ストレスは免疫力を低下させ、副鼻腔炎の症状を悪化させる可能性があります。十分な睡眠を確保し、適度な運動や趣味を楽しむなど、自分なりのストレス解消法を見つけるようにしましょう。

7. 放置せずに早めに耳鼻咽喉科へ

最も重要なことは、症状を放置せずに早めに耳鼻咽喉科を受診することです。適切な診断を受け、抗生物質や粘液溶解剤などの薬物療法、あるいは手術などの治療を受けることで、症状を改善することができます。

副鼻腔炎は、適切な対処をすれば必ず改善する病気です。上記のNG行動を避け、積極的に対策を講じることで、辛い症状から解放され、快適な毎日を取り戻しましょう。