四つ橋駅は何区にありますか？

四つ橋駅周辺、知られざる魅力と歴史散歩

四つ橋駅、皆さんは普段どのように利用されていますか？ 大阪市西区に位置し、地下鉄四つ橋線の主要駅として通勤・通学に欠かせない存在ですが、「四つ橋」という名前の由来を知っている方は意外と少ないかもしれません。

多くの方がご存知の通り、四つ橋駅の名前は、かつてこの周辺を流れていた堀川に架かっていた四つの橋に由来します。しかし、その橋が具体的にどの橋だったのか、そしてなぜ堀川自体が埋め立てられてしまったのか、意外と知られていない歴史が隠されています。

四つの橋とは？

一般的に、「四つ橋」と呼ばれていたのは、長堀川と西横堀川に架かっていた以下の四つの橋と言われています。

1. 幸橋（さいわいばし）: 現在の四つ橋筋と長堀通の交差点付近。
2. 吉野屋橋（よしのやばし）: 幸橋のすぐ西側。
3. 蜆橋（しじみばし）: 吉野屋橋の西側。
4. 宇和島橋（うわじまばし）: 蜆橋の西側。

これらの橋は、江戸時代から存在し、周辺の交通を支えていました。特に、宇和島橋は、伊予宇和島藩の蔵屋敷があったことからその名が付けられました。

なぜ堀川は埋め立てられたのか？

堀川は、大阪の経済を支える重要な水路として機能していましたが、高度経済成長期に入ると、交通量の増加や都市開発の必要性から、徐々に埋め立てられていきました。悪臭や衛生面の問題も埋め立てを後押ししました。

四つ橋駅周辺の今

現在、堀川の面影はほとんどありませんが、四つ橋駅周辺はオフィス街として発展し、多くの企業が拠点を構えています。また、おしゃれなカフェやレストランも増え、ランチやディナーを楽しむ人々で賑わっています。

歴史散歩のススメ

四つ橋駅を降りて、少し足を延ばしてみましょう。

• 四つ橋筋: かつての堀川の名残を全く感じさせないほど広い道路ですが、その地下には四つ橋線が走っています。
• 長堀通: こちらも埋め立てられた長堀川の跡地。道路沿いには、オフィスビルや商業施設が立ち並んでいます。
• 御堂筋: 四つ橋筋の東側にある御堂筋は、大阪のメインストリート。銀杏並木が美しい通りです。

これらの場所を散策しながら、かつてここに堀川が流れ、四つの橋が架かっていた風景を想像してみてはいかがでしょうか。普段何気なく利用している四つ橋駅周辺も、歴史を知ることで、より深く楽しめるはずです。

四つ橋駅は、ただの乗り換え駅ではなく、大阪の歴史と文化が詰まった場所なのです。ぜひ、一度足を運んでみてください。