大人が熱が38度あるときは風呂につかってもいいですか?

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38度以上の発熱、悪寒、倦怠感がある時は入浴は控え、シャワーのみで済ませましょう。吐き気、下痢、めまい、頭痛など症状が強い場合は、体力を消耗するため入浴は厳禁です。脱水症状にも注意し、水分補給を十分に行い、安静を保つことが重要です。無理せず医療機関への受診も検討しましょう。

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熱が38度…お風呂は入っていいの? 大人向けガイド

熱が38度もあると、だるくて何もしたくないですよね。そんな時、熱いお風呂にゆっくり浸かって温まりたい…と思う方もいるかもしれません。しかし、ちょっと待ってください!38度の熱がある時は、入浴方法を慎重に選ぶ必要があります。この記事では、大人の発熱時における入浴の注意点、適切な対処法、そして医師への相談の必要性について詳しく解説します。

38度の熱がある時、お風呂はNG?

結論から言うと、38度の熱がある時は、基本的に湯船に浸かる入浴は控えるべきです。38度は立派な発熱であり、体はウイルスや細菌と戦っている状態です。この時に熱いお風呂に入ると、さらに体温が上がって体力を消耗し、病状を悪化させる可能性があります。悪寒がある場合も、体温調節機能が乱れているため、入浴によって急激な温度変化が起こり、かえって悪寒を強くしたり、体への負担を増大させる恐れがあります。

シャワーなら大丈夫?

湯船への入浴は避けるべきですが、軽いシャワーなら問題ない場合が多いです。ただし、以下の点に注意しましょう。

  • ぬるめの温度設定: 熱いお湯は避け、37度程度のぬるめの温度で短時間浴びるようにしましょう。
  • 長時間のシャワーは避ける: 5分以内を目安に、さっと洗い流す程度にしましょう。長時間のシャワーは体力を消耗します。
  • 浴室の温度管理: 冬場は特に、浴室を温めてからシャワーを浴びるようにし、急激な温度変化を避けましょう。
  • シャワー後はすぐに体を拭いて温かくする: 濡れたまま放置すると体が冷えてしまうため、すぐにタオルで水分を拭き取り、温かい服装をしましょう。

入浴を絶対に避けるべきケース

以下の症状がある場合は、シャワーも避け、体を拭く程度にとどめましょう。

  • 吐き気や下痢: これらの症状がある時は脱水症状を起こしやすいため、入浴によってさらに体力を消耗し、症状が悪化する可能性があります。
  • めまいやふらつき: 発熱によってめまいやふらつきがある場合は、入浴中に転倒する危険性があります。
  • 激しい頭痛: 入浴によって血行が促進され、頭痛が悪化する可能性があります。
  • 倦怠感が強い: 体がだるくて仕方がない時は、入浴自体が大きな負担となります。

水分補給と安静を最優先に

発熱時は、水分補給と安静が最も重要です。入浴の可否に関わらず、こまめに水分を摂取し、体を休ませることを心がけましょう。経口補水液やスポーツドリンクは、水分と電解質を効率的に補給できるのでおすすめです。

いつ病院に行くべき?

38度の熱が続く場合は、自己判断せず、医療機関を受診しましょう。特に、以下の場合は速やかに受診してください。

  • 高熱が3日以上続く
  • 強い頭痛、吐き気、息苦しさなどの症状がある
  • 意識がもうろうとしている
  • 水分が摂れない
  • 持病がある

自己判断で市販の解熱剤を服用するのも、一時的な対処としては有効ですが、根本的な原因の解決にはなりません。適切な診断と治療を受けるためにも、医療機関への受診を検討しましょう。

この記事は一般的な情報提供を目的としており、医学的アドバイスではありません。具体的な症状や治療については、必ず医師に相談してください。