封筒に「御礼」と書く書き方は?

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丁寧な印象を与えるには、白い無地の封筒に黒インクで「御礼」と中央に書き、その下にフルネームを記しましょう。「寸志」は目下から目上への金銭贈答の場合のみ使用し、目上の方への御礼には不適切です。贈る相手との関係性や贈り物の内容を考慮し、適切な言葉を選びましょう。

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封筒に「御礼」と書く – 相手に失礼なく気持ちを伝えるためのマナー

日頃の感謝の気持ちを込めて、封筒に「御礼」と書いて渡す際、相手に失礼なく、気持ちが伝わるように書きたいものです。単に「御礼」と書くだけでも気持ちは伝わりますが、少しの工夫でより丁寧な印象を与えることができます。

1. 封筒の種類と色を選ぶ

まず、封筒は白無地のものを選ぶのが基本です。柄や模様が入ったものは、カジュアルな印象を与えてしまう可能性があるため、避けた方が無難です。特に目上の方へ渡す場合は、白無地の封筒を選びましょう。

2. ペンとインクの色

筆記具は、毛筆または筆ペン、もしくは黒色のサインペンやボールペンを使用します。インクの色は必ず黒色を使用しましょう。薄墨は弔事用なので、慶事である御礼には不適切です。

3. 文字の配置と書き方

封筒の中央に、やや大きめの文字で「御礼」と書きましょう。丁寧に、心を込めて書くことが大切です。文字のバランスにも気を配り、全体的に整った印象になるように心掛けましょう。

「御礼」の下に、自分の名前をフルネームで書き添えます。名前は「御礼」の文字よりも少し小さめに書き、右側に寄せて書くとバランスが良くなります。

4. その他の注意点

  • 「寸志」との使い分け: 「寸志」は、目下の人から目上の人へ、ささやかな金品を贈る際に使用する言葉です。目上の方への御礼に「寸志」と書くのは失礼にあたるため、絶対に避けましょう。
  • 水引: 御礼の内容によっては、水引付きの封筒を使用する場合もあります。例えば、結婚式の御礼や、法事の御礼など、金額が大きくなる場合に用いられます。水引の色は、慶事の場合は紅白、弔事の場合は黒白または黄白を選びます。
  • 中袋: 現金や商品券などを贈る場合は、中袋に入れるのがマナーです。中袋の表には金額を、裏には自分の名前と住所を記載します。
  • 謙譲語の使用: 手紙などを添える場合は、謙譲語を適切に使用し、より丁寧な表現を心掛けましょう。例えば、「心ばかりの品ではございますが、お納めください」といった表現が適切です。

5. 渡すタイミングと渡し方

御礼を渡すタイミングは、早ければ早いほど良いでしょう。できるだけ直接手渡しするのが理想ですが、難しい場合は郵送でも構いません。手渡す際は、相手の正面に立ち、「この度は誠にありがとうございました」などと感謝の言葉を添えて渡しましょう。

まとめ

封筒に「御礼」と書く際には、封筒の種類、ペンの色、文字の配置、そして相手との関係性などを考慮することが大切です。心を込めて丁寧に書くことで、あなたの感謝の気持ちがより一層相手に伝わるはずです。