挨拶のお菓子の渡し方は？

挨拶のお菓子、スマートな渡し方で好印象をゲット！

新しい職場、ご近所への挨拶、取引先への訪問…。様々な場面で「挨拶のお菓子」は大切な役割を果たします。相手に好印象を与え、スムーズなコミュニケーションのきっかけを作るためにも、お菓子の選び方だけでなく「渡し方」にも気を配りたいものです。ただ渡せばいい、というわけではありません。ちょっとしたマナーを知ることで、あなたの印象はグッとアップします。

この記事では、手土産のお菓子をスマートに渡すためのポイントを、シーン別にご紹介します。

基本の渡し方：丁寧に、そして心を込めて

おすそ分けの菓子は、手提げ袋に入れて相手先まで持参するのが基本です。紙袋はシンプルで上品なものがおすすめです。キャラクターものや派手な柄のものは避けた方が無難でしょう。また、持ち運びの際に中身が崩れないよう、箱入りの菓子を選ぶ、もしくはタオルなどを緩衝材として活用すると良いでしょう。

相手先に到着したら、まずコートや荷物などを持っている場合は邪魔にならない場所に置きましょう。そして、相手の方に向き直り、軽く会釈をしてから手提げ袋からお菓子を取り出します。この時、袋の中をゴソゴソと探すのは避け、スムーズに取り出せるようにしておきましょう。

お菓子を取り出したら、品物が正面になるように両手で持ち、相手に差し出します。「つまらないものですが…」「少しばかりですが…」といった謙遜の言葉とともに、訪問の目的や感謝の気持ちを伝えるとなお良いでしょう。例えば、新居への挨拶であれば「近所づきあいの印に、少しばかりですが…」、取引先への訪問であれば「本日はお時間をいただきありがとうございます。ささやかですが…」といった具合です。

シーン別、渡し方のポイント

• 新居への挨拶: 近隣の方への挨拶は、引っ越し後なるべく早く済ませるのがマナーです。日持ちのする個包装のお菓子を選び、訪問時間は短めに済ませましょう。「これからよろしくお願いいたします」という気持ちを込めて、笑顔で渡しましょう。
• 職場への挨拶: 職場へのお菓子は、個包装で分けやすいものがおすすめです。休憩時間などに同僚とシェアできるものが喜ばれます。初めて会う方には、自分の名前と部署を名乗ってからお菓子を渡し、自己紹介も兼ねて会話のきっかけを作りましょう。
• 取引先への訪問: 取引先への訪問では、個包装で高級感のあるお菓子が適切です。訪問の目的を伝え、感謝の気持ちを込めて渡しましょう。相手が多忙な場合は、受付の方に預けても構いません。その際は、名刺を添えて「〇〇様にお渡しください」と伝えましょう。
• 目上の方への挨拶: 目上の方への挨拶では、より丁寧な言葉遣いと所作を心がけましょう。お菓子は、相手の方の好みに合わせたものを選ぶと好印象です。もし好みがわからない場合は、老舗の和菓子など、無難なものを選ぶのがおすすめです。
• カジュアルな場での挨拶: 友人宅への訪問など、カジュアルな場では、あまり堅苦しく考えずに、相手が喜びそうなものを選べば大丈夫です。手作りのお菓子なども喜ばれるでしょう。

最後に

挨拶のお菓子は、相手との良好な関係を築くための大切なツールです。渡し方ひとつで、相手に与える印象は大きく変わります。今回ご紹介したポイントを参考に、TPOに合わせたスマートな渡し方で、好印象を与えましょう。そして、何よりも大切なのは、相手に感謝の気持ちを伝えることです。心を込めて渡せば、きっとあなたの気持ちは相手に伝わるはずです。