旧一万円札はコンビニATMで使えますか？

旧一万円札、コンビニATMで使える？～最新事情と賢い使い方～

あなたは財布の中に、少し古びた福沢諭吉を見つけたことはありませんか？ 現在流通しているのはD号券、E号券ですが、手元にあるのはそれ以前のC号券、あるいはB号券かもしれません。 特にC号券（聖徳太子）は、昭和59年から平成16年まで長く流通していたため、今でもタンス預金からひょっこり顔を出すことがあります。 そんな旧札、特に旧一万円札は、コンビニATMで使えるのでしょうか？ 今回はこの疑問に徹底的に迫り、スムーズな現金管理のヒントをお届けします。

結論から言うと、旧一万円札のコンビニATMでの使用可否は「ATMの種類や設置店舗、そして札の状態によって異なる」というのが現状です。 一口にコンビニATMと言っても、各社が導入している機種は様々です。 新型ATMは紙幣の識別能力が高く、旧札でも比較的スムーズに処理できます。 しかし、旧型のATMでは、C号券以前の旧札を認識できない場合も少なくありません。 さらに、ATMのソフトウェアの更新状況によっても認識率は変化します。

セブンイレブンを例に取ると、令和6年6月20日以降、セルフレジと釣銭機では昭和59年発行の旧一万円札（C号券）は利用不可となりました。これは偽造防止対策の一環であり、他のコンビニでも同様の動きが出てくる可能性があります。 ただし、セブンイレブンでは店員対応のレジでは引き続きC号券を使用することができます。 これは、店員が直接紙幣の状態を確認できるため、偽札のリスクを軽減できるからです。

他のコンビニチェーン（ファミリーマート、ローソン、ミニストップなど）でも、ATMの機種や設置時期によって対応が異なります。 公式ウェブサイトなどで情報を公開している場合もありますが、確実な情報を得るためには、利用したい店舗に直接問い合わせるのが一番確実です。

旧一万円札をコンビニATMで利用する際の注意点としては、以下の点が挙げられます。

• 紙幣の状態: 破損、汚れ、折り目のひどい旧札は、ATMで認識されにくい場合があります。 特に、セロハンテープなどで補修した紙幣は、ATMの故障の原因となる可能性があるため、使用を控えましょう。
• 時間帯: 銀行ATMと異なり、コンビニATMは24時間稼働していますが、夜間や早朝はシステムメンテナンスが行われている場合があります。 この時間帯は、旧札の認識率が低下する可能性があるので注意が必要です。
• 金額: 一度に大量の旧札を入金しようとすると、ATMが処理しきれずエラーが発生する可能性があります。 少額ずつ入金するか、あるいは銀行窓口を利用することをおすすめします。

もし、コンビニATMで旧一万円札が使えなかった場合は、以下の方法で対処できます。

• 銀行窓口で交換: 最寄りの銀行窓口で、新しい紙幣に交換してもらうことができます。 ただし、銀行によっては手数料がかかる場合があるので、事前に確認しましょう。
• 郵便局で交換: 郵便局でも、新しい紙幣に交換することができます。 銀行と同様に、手数料がかかる場合があるので注意が必要です。
• デパートやスーパーのレジで使用する: 一部の店舗では、旧札でも受け付けてくれる場合があります。 ただし、高額紙幣の使用は控え、少額の買い物の際に利用するようにしましょう。

旧一万円札は、適切な方法で処理すれば、今でも有効なお金です。 慌てずに、上記の方法を試してみてください。 スムーズな現金管理で、快適な生活を送りましょう。