旧500円と新500円の違いは何ですか？

旧500円硬貨と新500円硬貨の違い

1959年に発行された旧500円硬貨と、2021年に発行された新500円硬貨には、以下のような主な違いがあります。

1. 素材

• 旧硬貨: 銅65%、ニッケル35%の合金
• 新硬貨: 亜鉛を加えた銅65%、ニッケル35%の合金

亜鉛の添加により、新硬貨は電気抵抗値が変化し、偽造がさらに困難になります。

2. 重量と直径

• 旧硬貨: 重量7.2g、直径26.5mm
• 新硬貨: 重量7.1g、直径26.5mm

重量と直径はほぼ同じですが、新硬貨の方がわずかに軽量になっています。

3. デザイン

• 旧硬貨: 表面は鳳凰、裏面は桐
• 新硬貨: 表面は聖徳太子の肖像、裏面は青海波文様

デザインが大幅に変更され、聖徳太子の肖像が初めて硬貨に使用されました。

4. セキュリティ対策

新500円硬貨には、次のような高度なセキュリティ対策が備わっています。

• 偽造防止リング: 硬貨の縁に小さなリングがあり、偽造品との区別を容易にします。
• レーザー加工: 硬貨の表面には、レーザーで刻まれた微細な模様があります。
• 磁性検出: 新硬貨には磁性があり、偽造品と区別することができます。

これらのセキュリティ対策により、偽造がさらに困難になっています。

5. その他の機能

• 新500円硬貨は、自動販売機やコインロッカーなど、さまざまな機器で使用できます。
• 旧500円硬貨は、2021年4月以降も法定通貨として有効ですが、新硬貨に徐々に置き換えられています。