物を送る時の言葉は?

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「送付させていただきます」は、物体を梱包して発送するときに使用される丁寧な表現です。一方、「添付させていただきます」は、メールで資料を送信するときに使用されます。

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物を送る時の言葉:想いを届ける、心を伝える

物を送る時、ただ「送りました」と伝えるだけでは、少し味気ないかもしれません。相手への感謝の気持ちや、無事に届いてほしいという願いを込めて、言葉を選びたいものです。ビジネスシーンでも、友人への贈り物でも、適切な言葉を使うことで、相手との関係をより良好に築くことができます。

基本は「送ります」を丁寧に

「送ります」という言葉自体は、シンプルですが、非常に汎用性の高い表現です。これを丁寧に言い換えることで、様々な状況に対応できます。

  • 「送らせていただきます」: これは最も一般的な丁寧語で、相手への敬意を示すことができます。ビジネスシーンで、上司や取引先など、目上の人に使うのに適しています。例:「資料を送らせていただきます」「ご注文いただいた品を送らせていただきます」
  • 「お送りいたします」: 「送る」の謙譲語である「送る」に、丁寧語の「ます」を付けた表現です。「送らせていただきます」よりも、ややかしこまった印象を与えます。重要な書類や、改まった贈り物をする際に適しています。例:「ご案内状をお送りいたします」「記念品をお送りいたします」
  • 「お届けいたします」: 「届ける」の謙譲語である「お届けする」に、丁寧語の「ます」を付けた表現です。相手に品物が確実に届くことを強調したい場合に適しています。配送業者などが使用することも多いです。例:「明日、商品をお届けいたします」「ご自宅までお届けいたします」

状況に合わせたプラスアルファの言葉

上記に加えて、状況に合わせた言葉を添えることで、さらに気持ちを伝えることができます。

  • 感謝の気持ちを伝える: 「いつもお世話になっております。日頃の感謝を込めて、心ばかりの品ですが、送らせていただきます。」
  • 遅れたお詫びを伝える: 「大変お待たせいたしました。ご注文いただいた商品を送らせていただきます。お届けまで今しばらくお待ちください。」
  • 相手の状況を気遣う: 「寒くなってまいりましたので、温かいものを送らせていただきました。お体にお気を付けてお過ごしください。」
  • 贈り物の場合: 「ささやかですが、お誕生日のお祝いに送らせていただきました。気に入っていただけると嬉しいです。」
  • ビジネスシーンの場合: 「ご検討いただければ幸いです。資料を送らせていただきます。ご不明な点がございましたら、お気軽にお問合せください。」

メールで送付する場合の注意点

冒頭の記述にもあるように、メールで資料などを送る場合は、「添付させていただきます」が適切です。

  • 添付ファイルの種類と内容を明記する: 「○○の資料を添付させていただきます」「見積書を添付いたしました」のように、何を送ったのか具体的に記載しましょう。
  • ファイルが開けない場合の連絡先を記載する: 万が一、ファイルが開けない場合に備えて、「ファイルが開けない場合は、お手数ですがご連絡ください」といった一文を添えると、相手への配慮が感じられます。

手紙やメッセージカードを添える

特に贈り物の場合、手書きの手紙やメッセージカードを添えることで、より気持ちが伝わります。短い文章でも構いませんので、自分の言葉で感謝の気持ちや、相手への思いを綴ってみましょう。

物を送るという行為は、単なる物流ではありません。相手への気持ちを形にする行為です。適切な言葉を選び、心を込めて伝えることで、より温かいコミュニケーションを築き、より良い人間関係を築くことができるでしょう。