電子マネーで1番使われているのは？

電子マネーの王者、PayPay独走の理由とは？

コロナ禍をきっかけに、現金に触れることなく支払いができる電子マネーの利用者が急増しています。コンビニやスーパーはもちろん、最近では個人商店や屋台でも利用できるようになり、生活に欠かせない存在になりつつあります。

数ある電子マネーの中で、今最も利用者が多いのは一体どれなのでしょうか？

株式会社ナビットのアンケート調査によると、最も利用者が多い電子マネーはPayPayであることがわかりました。なんと回答者の約半分にあたる484人が利用しているという結果に。

続いてWAON（292人）、Suica（260人）、楽天ペイ（234人）、nanaco（216人）と続きます。PayPayが2位以下を大きく引き離し、独走状態と言えるでしょう。

では、なぜPayPayはここまで多くのユーザーを獲得できたのでしょうか？ その理由は大きく分けて３つ考えられます。

1. 積極的なキャンペーン戦略

PayPayといえば、大規模なポイント還元キャンペーンを頻繁に実施しているイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか？ 実際に、過去には「100億円あげちゃうキャンペーン」など、大きな話題を呼んだキャンペーンを数多く実施してきました。こうした派手なキャンペーンは新規ユーザー獲得に大きく貢献しており、PayPayの利用者数増加の大きな要因と言えるでしょう。

2. 利用可能な店舗数の多さ

PayPayは、コンビニやスーパー、ドラッグストアなどの大手チェーン店だけでなく、個人商店や飲食店など、街中のあらゆる場所で利用できるのも強みです。

3. シンプルで使いやすいインターフェース

PayPayは、アプリの操作がシンプルで分かりやすいのも魅力です。初めて電子マネーを使う人でも戸惑うことなく、スムーズに支払いを済ませることができます。

これらの要素が合わさり、PayPayは多くの人にとって身近な存在になったと言えるでしょう。

しかし、電子マネー業界の競争は激化しており、PayPayの優位性が今後も続くとは限りません。

例えば、楽天ペイは楽天市場や楽天モバイルなど、他の楽天サービスとの連携によるポイント還元率の高さで人気を集めています。また、Suicaは交通系ICカードとしての利便性が高く、通勤・通学で日常的に利用している人も多いでしょう。

今後、各社はさらに利便性を高めたり、魅力的なサービスを展開したりすることで、ユーザー獲得を目指していくと予想されます。電子マネー業界の今後の動向から目が離せません。