1週間以上頭痛が治らないのはなぜですか?

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1週間以上続く頭痛は、片頭痛や緊張型頭痛などの一次性頭痛の可能性が高いです。セルフケアで様子を見ても改善しない、または症状が悪化する場合は、くも膜下出血などの重篤な病気が隠れている可能性もあるため、医療機関を受診しましょう。
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1週間以上頭痛が治らない… なぜ?

頭がズキズキ、ガンガン…。頭痛は誰しも経験するありふれた症状ですが、1週間以上も続くと不安になりますよね。今回は、1週間以上頭痛が治らない原因と、その対処法について詳しく解説します。

まず、頭痛には大きく分けて「一次性頭痛」と「二次性頭痛」の2種類があります。1週間以上続く頭痛は、慢性片頭痛や慢性緊張型頭痛といった一次性頭痛である可能性が高いです。

一次性頭痛とは、頭痛自体が病気である状態を指します。最も一般的なのは緊張型頭痛で、頭全体を締め付けられるような鈍い痛みが特徴です。ストレスや肩こり、目の疲れなどが原因となることが多いとされています。また、片頭痛はズキンズキンと脈打つような痛みで、吐き気や光過敏、音過敏などを伴うこともあります。片頭痛の triggers は様々で、ストレス、睡眠不足、特定の食べ物、気圧の変化などが挙げられます。

これらの一次性頭痛は、生活習慣の改善や市販の鎮痛薬である程度コントロールできることが多いです。例えば、規則正しい生活リズムを心がけ、十分な睡眠時間を確保すること、適度な運動を取り入れること、ストレスを溜め込まない工夫をすることなどが有効です。また、トリガーとなる食べ物や行動を特定し、避けることも重要です。

しかし、セルフケアを試みても改善が見られない場合や、症状が悪化する場合には注意が必要です。二次性頭痛の可能性も考慮しなければなりません。

二次性頭痛とは、他の病気によって引き起こされる頭痛です。くも膜下出血、脳腫瘍、髄膜炎など、命に関わる重篤な病気が隠れている場合もあります。特に、今まで経験したことのないような激しい頭痛が突然起こった場合、高熱や嘔吐を伴う場合、意識障害や麻痺などの神経症状が現れる場合は、一刻も早く医療機関を受診することが重要です。

二次性頭痛の可能性を疑うべきサインとしては、以下のものがあります。

  • 普段とは違う、今までに経験したことのない激しい頭痛
  • 発熱、嘔吐、首の痛みを伴う頭痛
  • 意識障害、麻痺、ろれつが回らないなどの神経症状を伴う頭痛
  • 頭をぶつけた後や怪我をした後に起こる頭痛
  • 50歳以上で初めて経験する頭痛

これらの症状が見られる場合は、自己判断せずにすぐに医療機関を受診しましょう。適切な検査と診断を受けることで、早期発見・早期治療につながります。

また、1週間以上頭痛が続いている場合でも、必ずしも深刻な病気とは限りません。慢性的な一次性頭痛の可能性も高く、適切な治療を受けることで症状をコントロールできるケースも多いです。自己判断で市販薬を長期間服用し続けることは避け、医療機関を受診して専門医のアドバイスを受けることが大切です。医師は、頭痛の種類や原因を特定するために、問診や神経学的検査などを行います。必要に応じて、CT検査やMRI検査などの画像検査を行うこともあります。

頭痛は我慢せずに、適切な対処をすることが大切です。慢性的な頭痛に悩んでいる方は、一人で抱え込まず、医療機関に相談してみましょう。専門家のサポートを受けることで、痛みから解放され、より快適な生活を送ることができるかもしれません。