4輪駆動車の見分け方は?

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4WD車を見分けるには、まず車体のエンブレムを探しましょう。「4WD」や「AWD」といった表示が、リアやサイドに付いていることが多いです。これらのエンブレムは2WD車には見られないため、重要な識別ポイントとなります。さらに、車内の操作系やメーター表示なども確認すると、より確実に判別できます。

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4輪駆動車を見分ける方法:エンブレムだけでは不十分?徹底解説

4輪駆動車(4WD)は、悪路走破性や安定性に優れるため、人気が高まっています。しかし、見た目だけでは4WD車かどうか判断できない場合があります。エンブレムに「4WD」や「AWD」と表示されていても、実際は2WD車に後付けされた場合もあるからです。そこで、本記事では、4WD車を確実に識別するための様々な方法を、見た目からメカニズムまで徹底的に解説します。

まず、最も手軽な確認方法として挙げられるのが、車体への表示確認です。リアゲートやサイドパネルなどに「4WD」、「AWD(All Wheel Drive)」「4×4」といったエンブレムが貼付されていることが多いです。しかし、前述の通り、これは絶対的な指標ではありません。後付けされたり、装飾目的で貼られている可能性もあるため注意が必要です。 エンブレムに頼り切るのではなく、複数の方法を組み合わせることが、確実な識別には不可欠です。

次に、車体の構造的な特徴から探ってみましょう。4WD車、特に本格的なオフロード4WD車は、最低地上高が高い傾向にあります。これは、悪路走行時の車体下部へのダメージを軽減するためです。また、タイヤサイズも大きく、オフロード走行に適したトレッドパターン(タイヤの溝)になっていることが多いです。しかし、SUVタイプの4WDでも、スタイリッシュさを優先し、地上高やタイヤサイズが低いモデルも存在するため、この方法だけでは断定できません。

車内を確認することも、重要な手がかりとなります。運転席付近には、4WDシステムの切り替えスイッチが存在する可能性があります。これは、2WDと4WDを切り替えたり、4WDの中でも走行状況に合わせた駆動方式を選択できるシステム(例えば、パートタイム4WD、フルタイム4WD、センターデフロックなど)を備えている場合です。スイッチの形状や位置は車種によって大きく異なるため、具体的な位置を事前に知ることはできませんが、シフトレバー周辺やダッシュボードをよく観察してみましょう。さらに、メーターパネルに4WDシステムの動作状況を示すインジケーター(ランプ)がある場合があります。例えば、4WDが作動していることを示すランプが点灯したり、駆動方式が切り替わったことを示す表示がされます。これらを確認することで、より確実な判断ができます。

しかし、これらの方法でも、確実な判断ができない場合があります。例えば、一部の車種では、4WDシステムが電子制御されているため、スイッチやインジケーターが無くても4WDが作動している可能性があります。 また、見た目だけを真似した偽装車両も存在する可能性も考慮しなければなりません。

最終的に4WD車であると断定するには、車両の仕様書を確認するのが最も確実です。販売店やメーカーのウェブサイト、あるいは車両の取扱説明書を確認すれば、駆動方式が明確に記載されています。 もし中古車を購入する際は、販売店に車両の履歴や整備記録などを確認し、駆動方式について明確な説明を求めるべきです。

4WD車の識別は、見た目だけでは不十分です。複数の方法を組み合わせて慎重に判断し、必要であれば専門家の意見を求めることが大切です。 本記事が、皆様の4WD車選びの一助となれば幸いです。