PASMOを返却すると500円かかりますか?

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PASMO定期券(一体型含む)を払い戻す場合、定期券払い戻し額とチャージ残額の合計から手数料を差し引いた額に、デポジット500円が加算され返金されます。ただし、払い戻し額とチャージ残額の合計が手数料以下の場合は、デポジット500円のみの返金となります。

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PASMOの返却に関するよくある誤解と、実際の手数料について詳しく解説します。インターネット上には断片的な情報が多く、誤解を招きやすい部分もあるため、本記事ではPASMO返却時の費用について、具体的な例を交えながら分かりやすく説明します。結論から言うと、単純に「500円かかる」とは言えません。500円はカードのデポジットであり、必ず返金されます。ただし、重要なのは、定期券の払い戻しや残額の有無が最終的な返金額に大きく影響する点です。

多くの誤解を生むのは、「PASMO返却=500円の手数料」という、不正確な認識です。PASMOカードには、500円のデポジットが内蔵されています。これはカードそのものの費用であり、カードを返却すれば必ず返金されます。しかし、定期券を払い戻す場合、定期券の払い戻し手数料が差し引かれるため、結果的に「500円だけ返ってきた」と感じるケースがあります。

具体例を見てみましょう。

例1:定期券未使用、チャージ残高あり

AさんがPASMO定期券(一体型を含む)を未使用のまま返却し、チャージ残高が1000円あったとします。この場合、定期券の払い戻しは行われませんが、チャージ残高1000円とデポジット500円、合計1500円が返金されます。手数料は発生しません。

例2:定期券使用済み、チャージ残高あり

BさんはPASMO定期券を1ヶ月間使用し、残りの有効期限が1ヶ月残っている状態です。チャージ残高は500円です。この場合、定期券の払い戻し手数料が発生します。手数料の金額は、残りの有効期限と運賃によって変動しますが、仮に手数料が300円だったとします。この場合、定期券払い戻し額(計算方法は複雑で、残りの有効期限日数と運賃体系によって異なるため、ここでは単純化して300円と仮定します)+チャージ残高500円 - 手数料300円 + デポジット500円 = 1000円が返金されます。

例3:定期券使用済み、チャージ残高なし

CさんはPASMO定期券を最後まで使用し、チャージ残高がありません。この場合、定期券の払い戻し手数料(例えば300円と仮定)が差し引かれ、デポジット500円から手数料300円が差し引かれるため、200円が返金されます。

例4:払い戻し額とチャージ残高の合計が手数料以下

DさんはPASMO定期券の残存期間が非常に短く、払い戻し額が100円だったとします。チャージ残高も100円しかありません。手数料が300円の場合、払い戻し額とチャージ残高の合計(200円)は手数料(300円)を下回ります。この場合は、デポジット500円のみが返金されます。

このように、PASMOの返却時にかかる費用は、定期券の利用状況、チャージ残高、そして定期券払い戻し手数料によって大きく変動します。単純に「500円かかる」という表現は誤解を招くため、正確な情報を得るためには、駅窓口またはPASMO発行会社に問い合わせるのが最善の方法です。 返却前に、残高と定期券の状況を確認し、予想される返金額を理解してから手続きを進めることをお勧めします。 事前に公式サイトで払い戻しに関する詳細な情報をチェックすることも重要です。