30パーミル どれくらい？

30パーミルとはどのような勾配か

勾配は、水平面に対する傾きの角度を示す指標で、パーミルで表されます。パーミルとは、1,000m進むごとに上昇または下降する高さのメートル数を表します。

30パーミルとは、1,000m進むごとに30m上昇または下降する勾配を意味します。この勾配は、角度に換算すると約16.7度となります。

16.7度の傾斜は、非常に急な坂道とみなされ、「超激坂」に分類されます。通常の道路では、勾配は5パーミルから10パーミル程度が一般的です。30パーミルを超える勾配は、登山道やスキー場などの特殊な環境でのみ見られます。

30パーミルの勾配の特徴

30パーミルの勾配の特徴を以下に示します。

• 急坂: 30パーミルの勾配は、徒歩でも自転車でも登るのが非常に困難な急坂とみなされます。
• 危険性: 急勾配は、転倒や落下のリスクが高まります。また、自動車の通行にも危険が伴います。
• 眺望: 急勾配の頂上からは、素晴らしい眺望が得られる場合があります。
• 利用: 超激坂は、登山やハイキング、スキーなどのアウトドアアクティビティの目的地として利用されています。

30パーミルの勾配の例

30パーミルの勾配を有する有名な例を以下に示します。

• アルプス山脈のスティルフェル峠: イタリアとスイスの国境にある峠で、平均勾配が約30パーミルです。
• 日本の針ノ木峠: 長野県と富山県にまたがる峠で、平均勾配が約30パーミルです。
• アメリカのネルソン・レイクス国立公園のマウント・デイビス: 標高が約1,400mあり、頂上までのトレイルの勾配が約30パーミルです。

備考

30パーミルという勾配は、非常に急なものであることを理解することが重要です。このような勾配の坂道を登る場合は、十分な注意を払い、適切な装備を使用することが求められます。