白い服に色移りしてしまったのですが、ハイターで落とせますか？

白い服に色移り！ハイターで真っ白に戻せる？諦める前に試したい応急処置と注意点

白い服、特に気に入っているものに限って、うっかり色移りさせてしまうことってありますよね。そんな時、誰もがまず思い浮かべるのが「ハイター」。でも、ちょっと待ってください！ハイターを使う前に、知っておくべきこと、試すべきことがあるんです。

確かに、ハイター（塩素系漂白剤）は漂白力が非常に高く、白いものを真っ白にする効果は抜群です。しかし、その強力さゆえに、使い方を間違えると取り返しのつかない事態を招く可能性も。特に、色柄物に使ってしまうと、色落ちしてしまうのはもちろん、生地を傷めてしまうこともあります。

ハイターを使う前に確認したいこと

1. 衣類の素材を確認: ハイターが使用可能な素材かどうかを必ず確認しましょう。綿、麻、ポリエステルなど、比較的強い素材であれば使用できることが多いですが、ウール、シルク、ナイロンなど、デリケートな素材には使用できません。洗濯表示を必ず確認し、「塩素系漂白剤使用可」のマークがあるかどうか確認しましょう。
2. 色移りの原因を特定: 色移りの原因物質によっては、ハイターが有効でない場合があります。例えば、油性の汚れやタンパク質性の汚れが原因の場合、事前に専用の洗剤で予洗いする必要があります。
3. 目立たない場所で試す: ハイターを使う前に、必ず衣類の目立たない場所で試して、変色や生地への影響がないか確認しましょう。

ハイターを使う際の注意点

• 必ず換気を行う: ハイターは刺激臭が強く、換気の悪い場所で使用すると気分が悪くなることがあります。必ず窓を開けるなどして換気をしながら使用しましょう。
• ゴム手袋を着用する: ハイターは皮膚に刺激が強いので、直接触れないように必ずゴム手袋を着用しましょう。
• 適切な濃度で使用する: ハイターの濃度が高すぎると、生地を傷める原因になります。必ず指定された濃度を守りましょう。
• 長時間つけ置きしない: 長時間つけ置きすると、生地が変色したり、傷んだりする可能性があります。つけ置き時間は指定された時間を守りましょう。
• 酸性のものと混ぜない: ハイターは酸性のものと混ぜると有害なガスが発生する危険性があります。絶対に酸性の洗剤や漂白剤と混ぜないでください。

まずは酸素系漂白剤を試してみよう！

記事冒頭にもあったように、白い服への色移りには、ハイターよりも先に酸素系漂白剤（粉末タイプ）を試すことをおすすめします。酸素系漂白剤は、色柄物にも使用できるため、ハイターよりも安全性が高いのが特徴です。

酸素系漂白剤の使い方

1. 40～60度程度のお湯に、酸素系漂白剤を溶かします。
2. 色移りした部分が浸るように、衣類をつけ置きします。
3. 20～30分程度つけ置きした後、水でよくすすぎます。
4. 通常通り洗濯機で洗濯します。

ハイターを使うのは最後の手段

酸素系漂白剤でも落ちない頑固な色移りの場合にのみ、ハイターの使用を検討しましょう。上記で説明した注意点をしっかりと守り、慎重に使用してください。

まとめ

白い服の色移りは、早めの対処が肝心です。まずは酸素系漂白剤を試し、それでも落ちない場合は、ハイターの使用を検討しましょう。ハイターを使う際は、衣類の素材や色移りの原因を確認し、注意点を守って正しく使用することが大切です。大切な白い服を、諦めずに蘇らせましょう！