オートマの停車時のギアは?

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自動車のギアは、走行時は「D」(ドライブ)、駐車時は「P」(パーキング)、後進時は「R」(リバース)を使用します。 しかし、「N」(ニュートラル)も重要で、後進から停止、あるいは停止から後進への切り替え時は、必ず「N」を経由することが安全運転に繋がります。 これは、ギアの損傷防止やスムーズな動作のためです。
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オートマの停車時のギア:D、P、N、それぞれの役割と安全な使い方

自動車の運転において、オートマチックトランスミッションのギア選択は非常に重要です。特に停車時には、適切なギアを選ぶことで、車の安全な状態を保ち、トランスミッションの寿命を長く保つことができます。

一般的に、走行時は「D」(ドライブ)、駐車時は「P」(パーキング)、後進時は「R」(リバース)を使用します。しかし、忘れがちですが、「N」(ニュートラル)も非常に重要な役割を担っています。

「N」は、走行中や駐車時だけでなく、後進から停止、あるいは停止から後進への切り替え時に必ず通過すべきギアです。

なぜ「N」を経由することが重要なのでしょうか?

  • ギアの損傷防止: 停止状態から「R」に入れる場合、または「R」から「D」に入れる場合、直接ギアを入れ替えると、トランスミッション内部の部品に強い負荷がかかり、損傷の原因となります。特に、エンジンが停止している状態での切り替えは、大きなダメージを与えてしまう可能性があります。
  • スムーズな動作: 「N」を経由することで、トランスミッションが適切に動作するための準備期間が与えられ、スムーズなギアチェンジが可能になります。

「N」の適切な使用方法:

  • 後進から停止時: 後進から停止する際は、まず「N」に入れてエンジンブレーキをかけ、完全に停止してから「P」に入れます。
  • 停止から後進時: 停止状態から後進する際は、まず「N」に入れてから「R」に入れます。これは、エンジン始動後、すぐに「R」に入れると、車両が急に後退してしまうリスクを減らすためです。

その他の注意点:

  • 「N」はあくまでも一時的な状態であり、長時間「N」のままにしておくことは避けてください。特に坂道や下り坂では、車が転がり出す可能性があります。
  • 信号待ちなどで一時停止する際は、フットブレーキを踏み、ギアを「D」のままにしておくのが一般的です。これは、急な発進が必要になった際に、すぐに走行に移行できるからです。

まとめ:

「N」は、オートマチックトランスミッションにおいて、走行と後進を切り替える際に重要な役割を果たすギアです。ギアの損傷防止とスムーズな動作のために、「N」を経由することを心掛け、安全運転を心がけましょう。