マイクロバスの中型免許は何人乗りですか？

マイクロバスの座席数と運転免許：知っておくべきこと

マイクロバスは、その名の通り、ミニバンと大型バスの中間的な存在であり、団体旅行や送迎など、様々な場面で活躍します。しかし、マイクロバスの運転には、運転免許の種類によって乗車定員が大きく異なるという点に注意が必要です。単に「マイクロバス」という言葉だけで判断してしまうと、無免許運転になってしまう可能性も孕んでいます。

この記事では、マイクロバスの乗車定員と必要な運転免許について、詳しく解説します。

運転免許の種類と乗車定員

マイクロバスの運転に必要な免許は、主に以下の3種類に分けられます。

• 普通免許: 車両総重量5トン未満、最大積載量3トン未満、乗車定員10人以下の自動車を運転できます。マイクロバスの場合、ごく一部の車種に限られ、ほとんどのマイクロバスは普通免許では運転できません。

• 中型免許 (8トン限定中型免許を含む): この免許は、車両総重量5トン以上8トン未満、最大積載量5トン未満、乗車定員10人以下の自動車を運転できます。かつて普通免許で運転できた範囲の自動車を運転するために、普通免許から移行する形で取得する方が多い免許です。しかし、乗車定員は10人までなので、一般的なマイクロバスの運転には不向きです。

• 中型免許: 車両総重量5トン以上11トン未満、最大積載量6.5トン未満、乗車定員11人以上29人以下の自動車を運転できます。一般的なマイクロバスの運転に必要な免許であり、多くの車種を運転することが可能です。この免許を取得していれば、マイクロバスを利用した団体旅行や送迎サービスなどを合法的に行うことができます。

マイクロバスの乗車定員に関する注意点

マイクロバスの乗車定員は、車種によって異なります。上記はあくまで一般的な目安であり、実際に運転する車両の車検証を確認することが重要です。車検証には、その車両の乗車定員が明記されていますので、必ず確認するようにしましょう。

また、乗車定員は運転者を含めた人数である点にも注意が必要です。例えば、乗車定員29人のマイクロバスの場合、運転者を含めて29人まで乗車できます。

マイクロバス運転における免許確認の重要性

マイクロバスを運転する際には、必ず自身の運転免許の種類と運転可能な車両の範囲を確認しましょう。もし、運転免許の種類が車両の条件を満たしていない場合、無免許運転となり、法律で厳しく罰せられます。

特に、かつて普通免許でマイクロバスを運転していた方が、免許更新時に「8トン限定中型免許」に移行した場合、乗車定員が10人以下に制限されることを忘れないようにしましょう。

まとめ

マイクロバスの運転には、運転免許の種類によって乗車定員が大きく異なります。マイクロバスを運転する際には、必ず自身の運転免許の種類と運転可能な車両の範囲を確認し、車検証で乗車定員を確認するようにしましょう。安全運転を心がけ、楽しいマイクロバスライフを送ってください。