右折車と直進車の事故はどちらが悪いですか?

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道路交通法では右折車は直進車の進行を妨げてはならないと規定されています。そのため、右直事故では右折車側に過失が大きくなる傾向があります。しかし、事故状況により過失割合は変動するため、現場状況、双方の速度や挙動など詳細な情報に基づいた個別の判断が不可欠です。 過失割合は一概に断定できません。
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右折車と直進車の事故における過失責任

道路交通法では、右折車は直進車の進行を妨げてはならないと定められています(道路交通法第32条)。このため、右直事故では通常、右折車側に過失が大きくなります。

ただし、事故の状況によって過失割合は異なります。過失割合を判断するには、次のような詳細情報を考慮する必要があります。

  • 現場状況:事故発生時の交差点の形状、信号機の状態、視界の有無など
  • 両者の速度と挙動:右折車の減速や直進車の速度超過があったかどうか
  • 右折車の合図:右折車が適切な合図を出していたかどうか
  • 過失の有無:どちらかのドライバーに法令違反や過失があったかどうか

例えば、次の場合には右折車側の過失が大きくなる可能性があります。

  • 右折車が一時停止せずに直進車に突っ込んだ場合
  • 右折車が直進車の進行を妨害したと認められる場合
  • 右折車が適切な合図を出さなかった場合

逆に、次の場合には直進車側の過失が大きくなる可能性があります。

  • 直進車が赤信号を無視して交差点に進入した場合
  • 直進車がスピードを出しすぎていて右折車をよけられなかった場合
  • 直進車が注意義務を怠り、右折車を発見できなかった場合

事故の過失割合は、個別の状況に応じてケースバイケースで判断されます。そのため、一概にどちらが悪いとは断定できません。過失割合の判断は警察や裁判所などの公的機関が行います。